セガネットワークス、O2Oサービスでソフトバンク・Showcase Gigと協業体制構築で合意　日本最大規模のO2Oサービス網を構築

セガゲームスセガネットワークスカンパニーは、Online to Offline（以下O2O）サービスを提供するため、ソフトバンク<9984>、Showcase Gig（ショーケース・ギグ）と協業体制を構築することについて合意したと発表した。

O2Oとは、インターネット上（オンライン）での情報提供やサービスを通して利用者の実店鋪（オフライン）への来店を促すことで、2011年にはその市場規模は約22兆円と推計され、2017年には50兆円規模に達するとの予測もあり、著しい成長を続けている。

こうした市場に向けて、①セガネットワークスは広告掲載面の提供、②ソフトバンクはクーポンの利用可能店舗網の提供、広告の販売、③Showcase Gigは新メディアの企画運営をそれぞれが担い、ゲーム利用者がオンライン上のタイアップ企画から小売店等で商品サンプルを受け取れるクーポンや、該当商品の購買で特典を獲得できるサービスを展開。

今回の取り組みは、「Noah Pass」の約1億2,138万件の累計接触端末に向けて広告を掲載し、全国約4万5,000の店舗網への送客を可能にする、国内最大規模のO2Oサービスネットワークを広告クライアントに対して提供するもの。本ネットワークを利用することで全国くまなく、一斉にプロモーションキャンペーンを展開することができるようになるという。

本サービスは、3社の持つ資産を活用してパッケージ化を図り、広告クライアントに大規模広告面の提供というメリットを提供するとともに、113社の「Noah Pass」に参加するゲーム運営会社にとっての新たな収益源を創出することを見込んでいるとのこと。

去る2015年6月にセガネットワークスは、GMOコマース株式会社とのO2Oサービスの取り組みについて発表した。同サービスは、ゲームプレイヤーがゲーム画面から特典を受けられる店舗を検索し、店舗を訪れると特典を得られる来店成果型のモデルで、今回の新サービスを加えることで2種類のO2Oサービスを展開することになる。

【各社の役割】


【サービス利用フロー】