【ゲーム株概況(12/15)】カプコンなど大手ゲームの一角がしっかり ブロードメディアは後場急反落 新作リリース時期変更のモバファクが大幅安
12月15日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続落し、前日比317.52円安の1万8565.90円で取引を終えた。米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果発表を控え、手控えムードが強く、朝方からほぼ一本調子で下げ続ける動きとなった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、やはり軟調な銘柄が多く見受けられる中でカプコン<9697>やコナミ<9766>、スクウェア・エニックスHD<9684>など大手ゲーム株の一角がしっかり。いずれも特に目新しい材料が浮上したわけではないが、カプコンは一時3000円に接近するなど、8月17日の年初来高値3055円に迫る動きを見せた。
ほか、アエリア<3758>や日本ファルコム<3723>、日本一ソフトウェア<3851>なども堅調だった。
半面、前日はスクウェア・エニックスの軍勢RPG『ラスト レムナント』をスマートフォン・タブレット向けに配信開始したと発表(関連記事)し、大幅高となったブロードメディア<4347>は、前場は続伸する展開となったものの、後場に入ると利益確定の売りに押され、急反落した。
ほか、新作となる位置ゲームのリリース時期を当初の2015年第4四半期中から2016年春に変更すると発表したモバイルファクトリー<3912>が大幅安し、enish<3667>やAiming<3911>、クルーズ<2138>などの下げもきつい。
為替の円高推移の影響が懸念される任天堂<7974>も売られた。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912
会社情報
- 会社名
- ブロードメディア株式会社
- 設立
- 1996年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 橋本 太郎
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4347