メディア工房<3815>は、1月8日、ゲームブランド「OBOKAIDEM」において、『Flappy Bird』や『Swing Copters』などを手掛けた世界的ゲーム開発スタジオ・ドットギア社(本社:ベトナム ダナン市 英語名;.GEARS)と、スマートフォン向けゲームの共同開発を発表した。
ドットギア社の代表作『Flappy Bird』といえば、世界累計3億ダウンロード超のカジュアルゲームアプリだ。人気絶頂のなか、2014年2月には開発者自らがアプリストア上から本作を削除したことも話題を呼んだ(関連記事)。また、報道によると『Flappy Bird』は1日当り5万ドル(約510万円)の広告収入を得ていたという(関連記事)。
そんなドットギア社による待望の新作アプリ『N project』は、メディア工房との共同開発作品として、2016年中に配信を開始する予定。また、「OBOKAIDEM」は同社の唯一の共同開発パートナーとなる。
ドットギア社は、数々の世界的ヒットタイトルを生み出しきた、ビットサイズのモバイルゲームで世界を席巻する独立系ゲームスタジオ。
創世記から業界をリードしてきた日本のゲームからの影響も感じさせ、世界のスマートフォンゲーム市場をリードする同社のアイデアやノウハウをふんだんに盛り込んだ『N project』の共同制作は、2015年中からドットギア社の主要開発メンバーらも頻繁に来日し、東京のOBOKAIDEMオフィス(メディア工房)を主な拠点として、急ピッチで進行しているとのこと。
■ドットギア社 企業概要
社名:.GEARS(ドットギア社)
所在地:Da Nang City, Vietnam
設立:2013年
事業内容:スマートフォン向けビットサイズゲームの開発・提供
発表済みタイトル:Flappy Bird、Swing Copters など
ウェブサイト:http://www.dotgears.com/
なお、ドットギア社の世界的ゲームアーティスト・Dong Nguyen氏のFacebook上では、『N project』と思しき開発中の画像を公開している(共有範囲:公開)。『Swing Copters2』にも登場するキャラクターのほか、忍者の装束に身をまとったキャラクターも存在。タイトルから察するに『N project』の“N”は、ニンジャのNから来ているのかもしれない。
「Social Game Info」では、以前ゲームブランド「OBOKAIDEM」総合プロデューサーの中山法夫氏にインタビューを実施。当時はまだ未発表のため、『N project』の詳細は語られなかったものの、「OBOKAIDEM」の思想や今後の展開などをお聞きしている。ご一読いただければ幸いだ。
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■「OBOKAIDEM」
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディア工房
- 設立
- 1997年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 長沢 一男
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3815