ケイブ、2Q(9~11月)での黒字転換を達成…黒字化は6四半期ぶり 『ゴシックは魔法乙女』のユーザー継続率が向上 プロモ費用の抑制にも成功【グラフ追加】

ケイブ<3760>は、1月13日、2016年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、売上高10億8200万円(前年同期比34.6%増)、営業損益900万円の赤字(前年同期2億2400万円の赤字)、経常損益1400万円の赤字(同2億4400万円の赤字)、四半期純損益1500万円の赤字(同2億9200万円の赤字)となった。赤字決算とはなったものの、前年同期比で大幅に赤字幅が縮小しており、四半期ベースでは第2四半期期間(9~11月)は黒字化を達成している。
 

スマートフォンネイティブゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい~』が順調に成長を続けており、2015年9月に続き10月にも大型アップデートを実施し、ユーザーの継続率が向上した。さらに継続率向上が安定的な売上計上に繋がり、プロモーションコストを抑えることにも成功した。

また、2015年11月にはPCゲームのダウンロード販売プラットフォーム「Steam」より『虫姫さま(Mushihimesama)』の配信を開始。これまでアーケード、コンソールゲーム向けに作成してきたシューティングゲーム資産の新たな活用方法を開拓した。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期12.6%増の5億7300万円、営業利益は4500万円(前四半期5400万円の赤字)、経常利益は4600万円(同6000万円の赤字)、四半期純利益は4500万円(同6000万円の赤字)と2ケタ増収、各利益項目は6四半期ぶりの黒字転換を達成している。
 

なお、2016年5月期通期の業績予想については引き続き非開示。『ゴシックは魔法乙女』が好調に推移していることから、そのプロモーションを強化し、業績の回復を図っているものの、スマートフォンネイティブゲームについては個別タイトルの収益貢献規模によって、全社業績が大きく左右されることから、信頼性の高い業績予想数値を算出することが困難であるため、と説明している。
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
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