テンダ<4198>は、1月13日、2026年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、特定の大口取引先とのビジネス連携が今期初頭をもって終了したことに伴う、構造的な売上剥落が発生した影響で減収減益となった。
売上高24億9000万円(前年同期比13.2%減)
営業利益1700万円(同94.3%減)
経常利益3700万円(同88.3%減)
最終損益2900万円の赤字(前年同期2億2300万円の黒字)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①DXソリューション事業 売上高14億5600万円(前年同期比25.0%減)、セグメント利益2億6000万円(同49.3%減)
従来の労働集約型・個別受託型モデルから脱却し、特定顧客の大規模案件に依存しない収益構造への転換を進めた。「Tran-DX」はその象徴的な取り組みであり、RPA・AI・ノーコードDBといった技術要素を単体で提供するのではなく、業務再設計から基盤実装、運用定着、改善サイクルまでを一体で設計・提供することを目的としている。
期中は、案件設計思想の刷新、プロジェクト別採算管理の高度化、ストック化を前提とした契約・運用モデルの整備、人材ポートフォリオの再構築など、中長期的な成長モデル構築に向けた基盤整備を集中的に進めた。
②Techwiseコンサルティング事業 売上高4億8300万円(同14.4%増)、セグメント利益1億800万円(同4.0%減)
DXソリューション事業の上流に位置付ける形で、AI前提の経営・業務・意思決定構造を再設計する高付加価値案件の獲得を進めた。子会社Almondoの業績寄与に加え、生成AI・機械学習の実装力をグループ内に取り込むことで、設計から実装・運用までを一体で提供できる体制を整備した。一方で、先行的な高度専門人材への投資を継続した。
③ゲームコンテンツ事業 売上高5億5100万円(同11.6%増)、セグメント損益100万円の赤字(前年同期2700万円の黒字)
収益の振れ幅が大きい事業特性を踏まえ、短期的な損益管理と将来価値創出の両立を意識した運営を行った。アーケードゲーム機案件や映像制作案件は堅調に推移する一方、技術力および人材への投資を継続した。特に、リアルタイムVFX制作に強みを持つ子会社Skyartsを中心に、高難度案件への対応力を内製化することで、制作単価の向上と外注依存度の低減を進めた。
■通期業績予想を下方修正
2026年5月期通期の連結業績予想については、第2四半期決算の発表と同時に予想の下方修正を実施しており、以下のとおり。
売上高60億円→51億円(増減率15.0%減、前期比8.5%減)
営業利益5億5000万円→1億3000万円(同76.4%減、同69.6%減)
経常利益5億4800万円→1億5000万円(同72.6%減、同66.0%減)
最終利益2億6600万円→3000万円(同88.7%減、同88.4%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社テンダ
- 設立
- 1995年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高55億7400万円、営業利益4億2800万円、経常利益4億4100万円、最終利益2億5700万円(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4198