アクロディア、1Qは前年同期の連結決算対比で増収・赤字幅縮小に 既存ゲームの新規顧客獲得や継続率の向上などマネタイズ施策を強化
アクロディア<3823>は、1月14日、2016年8月期の第1四半期(9~11月)の決算を発表、売上高5億3500万円、営業損益8200万円の赤字、経常損益8400万円の赤字、四半期純損益9700万円の赤字となった。韓国子会社の連結除外に伴い今期より単独決算となったため、前年同期比較となる数字がはないが、前年同期の連結決算と単純比較してみると、増収・赤字幅縮小という形になっている。
コンテンツサービスの分野は、ゲーム・アプリ市場の成長を背景に、引き続きソーシャルゲームやアプリの市場獲得に取り組んだ。複数のプラットフォームで各ソーシャルゲームを配信し、既存ゲームの新規顧客獲得や継続率の向上など、マネタイズ施策を強化した。「サッカー日本代表」シリーズや『野球しようよ♪ガールズスタジアム』『対戦パズル バトルブレイブ』をはじめとしたソーシャルゲームや、知育アプリ「デジタルコペル」などを配信しているが、よりコアな利用者層に効率的にリーチするよう、各ゲーム・アプリの特性にあったプラットフォームを選定し、利用率や継続率の向上を図っている。
スマートフォン向けソリューション分野は、安定的な収益軸として「きせかえtouch」や「Multipackage Installer for Android」など、既存のスマートフォン向けソリューションの提供を行うとともに、インターホン向けIoT(※)システムやVOD(Video On Demand)サービスなど、新たに開始したソリューションの基盤強化を進め、中長期的な成長を目指した。インターホン向けIoTシステムについては、2015年10月より神奈川県のマンションにて実証実験を開始し、利用シーンや使い勝手など、利用者ニーズの検証を行っている。
なお、2016年8月期通期に業績予想については、期初予想から変更なく、売上高19億4700万円(前期比31.1%減)、営業利益2900万円(前期6億1300万円の赤字)、経常利益2200万円(前期6億2800万円の赤字)、当期純利益1300万円(前期9億2400万円の赤字)の見込み。
会社情報
- 会社名
- THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
- 設立
- 2004年7月
- 代表者
- 代表取締役会長 田邊 勝己/代表取締役社長 篠原 洋
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高9億0100万円、営業損失5億1400万円、経常損失4億0500万円、最終損失5億8100万円(2021年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3823