【ゲーム株概況(3/31)】エイティングがコロプラによる公開買付価格にサヤ寄せ 『ログレス』の中国本土配信決定でAimingがS高、マーベラスも高い

3月31日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続落となり、前日比120.29円安の1万6758.67円で取引を終えた。3月の日銀短観や米雇用統計の発表を控え、手控えムードが強く、大引けにかけて大きく値を崩した。

そうした中で、ゲーム関連株の動きを見てみると、エイティング<3785>に朝方から買いが殺到し、終日買い気配に張り付いたまま、ストップ高比例配分となった。同社は、30日の大引け後にコロプラ<3668>が同社の完全子会社化を目的として公開買付けを実施すると発表しており、その買付価格である758円にサヤ寄せする動きとなった。

【関連記事】
コロプラ、ゲーム開発会社のエイティングを買収! VRゲームとスマホゲーム開発力の強化狙う

また、Aiming<3911>も前場引けにかけて急騰し、ストップ高まで買われた。Aimingは、本日(3月31日)、マーベラス<7844>との共同開発タイトルである『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の簡体字版を中国本土向けに配信することが決定したと発表(関連記事)しており、一気に動意づく形となったと思われる。

なお、マーベラスもほぼ歩調を合わせるように急騰する展開を見せており、大引けで4ケタの大台を回復した。

ほか、アクロディア<3823>が続伸し、サン電子<6736>やクルーズ<2138>、エイチーム<3662>なども買われた。アカツキ<3932>は連日のストップ高で3000円台乗せを果たした。

半面、前日にLINE関連で物色されたメディア工房<3815>が利益確定の売りに押されたほか、サイバーエージェント<4751>やスクウェア・エニックスHD<9684>、任天堂<7974>などがさえない。


■関連銘柄
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
企業データを見る
株式会社エイティング
http://www.8ing.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイティング
設立
1993年3月
代表者
鮫島保彦
決算期
9月
上場区分
未上場
企業データを見る