スマホVRのハコスコが第三者割当増資を実施…KDDIのファンドとミクシィの投資子会社が割当先 グリーなど各社との提携内容も公開

スマートフォンVR(バーチャルリアリティ)サービスを提供するハコスコは、5月19日、KDDI<9433>のKDDI Open Innovation Fundおよびミクシィ<2121>の投資子会社アイ・マーキュリーキャピタルを割当先とした第三者割当増資を実施したことを発表した。なお、増資の具体的な金額は非開示。

また、VRをプロモーションに利用する「VRプロモーション事業」を、コンテンツ提供事業者やメディア・インフラ事業者との事業提携を通じ、事業・市場の拡大を同時に推進していくことを発表した。
 
VRプロモーション事業とは、ハコスコが提供するビューワー・アプリ・配信サービスからなる「VRプラットフォーム」のサービスを利用した、擬似体験をプロモーションにつなげる広告事業。提携企業は、すでに提携している凸版印刷<7911>、ポニ―キャニオン、博報堂/博報堂プロダクツに加え、KDDI、ミクシィ、エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ、グリー<3632>、アマナ<2402>の5社。それぞれ新たに事業提携などによる協力関係を深め、訴求力の高いコンテンツを多様かつ広範囲に提供していくことで、VRに関心のないユーザー層(若年、女性、高齢者など)にも、日常的なメディアとしてVRを普及させ、新しい体験型のプロモーション手段として、事業拡大していくことを目指していくという。

<各社との具体的な提携内容(予定含む)>
・KDDI
VRプラットフォームの営業/集客支援、既存のAR事業「SATCH」との連携

・ミクシィ
「きみだけ360°チャンネル」を始めとしたVRエンタメコンテンツの開発

・エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ
VRプラットフォームを活用した商品の制作・開発におけるコラボレーション

・グリー
VRゲームにおけるプロモーション連動や脳科学を活用したVR技術の共同開発

・アマナ
VRプロモーションに最適なコンテンツの企画から、360°撮影、フルCGに至るハイエンドなVRコンテンツの企画制作協力

・凸版印刷
スマホ型ビューアの共同開発および製造、高精細表現技術を活用したコンテンツ開発、AR・VR技術を活用したソリューション開発

・ポニ―キャニオン
アーティスト、地方自治体における、VRプラットフォームを活用した新しいプロモーションの展開

・博報堂/博報堂プロダクツ
企業向けマーケティングに活用するVRプロモーションのソリューション開発

▼ハコスコVRプラットフォーム
http://hacosco.com/pack/

 
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
企業データを見る
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
企業データを見る
ハコスコ

会社情報

会社名
ハコスコ
企業データを見る