セガゲームスとランサーズは、本日8月1日に、企業のデジタルマーケティング支援を目的とした合弁会社 クロシードデジタル株式会社を新設することを発表した。
<以下、プレスリリースより>
【合弁事業概要】
◇合弁会社新設の背景
スマートフォンの普及、ソーシャルメディアの浸透などを背景に、消費者の行動や嗜好をはじめとするデータをインターネット経由で取得して活用できるようになり、大手企業を中心にマーケティングクラウドの導入が拡大しています。しかしながら、充実した顧客データ基盤をもって企画から制作・運用までをサポートできるプレーヤーは少なく、導入した枠組みを十分に活用できる状況にはありません。ランサーズでは、クラウドソーシングを活用した企業向けソリューションサービス「ランサーズ for ビジネス」において、コンテンツマーケティング支援に取り組んでまいりました。一方、セガネットワークスではマーケティング支援サービス「Noah Pass(ノアパス)」を通じ、ゲーム事業会社に対して無料で利用できるアプリ間相互送集客システムやゲーム内課金以外の収益化機会を提供してまいりました。同時にゲームユーザーへのプロモーションを希望する企業向けにはO2Oサービスを含む広告メニューの開発・提供を進めております。両社はこうした展開で得た各々の強みを活かしながら新たなデジタルマーケティング支援事業を展開すべく、本合弁会社を設立することといたしました。
◇事業スキーム
「Noah Pass」は、累計接触端末数1.4億、ゲーム開発会社を中心としたパートナー企業135社、タイトル数784タイトル(2016年6月時点)という規模を持ちます。一方、ランサーズは日本最大級のクラウドソーシングを活用し、400社を超える企業のマーケティング活動の制作・運用を支援。加えて、コンテンツをもとにオーディエンスデータを生成する「Quant(クオント)」の提供もしております。両社は合弁会社クロシードデジタルの下、これらのサービスを連携し、データ活用、送客/広告配信、制作/運用、 ビジネスマッチングといった企業のマーケティング支援を行ってまいります。 この第一弾として、ゲームキャラクターの情報データベースサービス「Expi(エクスピ)」の提供をゲーム事業会社向けに本日より開始いたします。また、今後同サービスと親和性の高いウェブメディアを連携したネットワークを創出し、ゲーム事業会社、異業種企業双方のデジタルマーケティング活動を支援できるサービスをご提供していく予定です。
※Noah Pass
セガネットワークスがスマートフォンゲーム企業向けに展開している相互送集客、データ分析などのマーケティング支援サービスの総称で、現在参画しているゲーム企業は135社、ゲームアプリは784タイトル、累計接触端末数は1億4,534万台、月間ユーザー数は約1,236万人です。(2016年6月末時点)このユーザープールを活用し非ゲーム企業向けにアドネットワーク(NoahAD)をはじめとする有料広告事業の展開も開始いたしました。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)