メタップス、ディープラーニングを用いて小説を書く人工知能(AI)エンジンを開発…NASAと協業して宇宙小説アプリをリリース



メタップス<6172>は、8月17日、韓国子会社であるMetaps Plusが開発協力した人工知能エンジンを搭載した宇宙小説アプリ『VOYAGER(ボイジャー)』がリリースとなったと発表した。27カ国でGoogle PlayとApp Storeで提供されているという。

メタップスは、開発会社であるMINDSET、NASA Jet Propulsion Laboratory(ジェット推進研究所)と技術協定を結び、チャットボット製品の開発を中心に進め、今回、小説を書く人工知能(AI)エンジンを開発したとのこと。Caltech(カリフォルニア工科大学)、ジェット推進研究所、Samsung、Google出身のエンジニアと科学者で構成されたチームにより、テキストベースのコンテンツ作成とAIのプラットフォーム開発を進めている。

このAIエンジンは、ディープラーニングを用いてユーザの入力したセリフを基に、内容と文脈の両方を詳細に分析してクリエイティブなアウトプットを返す。中間層(隠れ層)を数に制限なく生成できる独自のリカレントネットワークを用いて、従来可能とされていたレベルよりも精度の高い「人間らしい」アウトプットが可能だ。また、エンジンはユーザの反応を学習することで人間らしい表現を学んでいく。ユーザはAIエンジンが返したアウトプットに対して、文章の自然さと内容の関連度からフィードバックをおこない、AIエンジンはそれを受けてアウトプットの質に磨きをかけていくとのこと。

これらの人工知能エンジンを搭載したアプリの第一弾が今回の『VOYAGER』となる。太陽系の最果てで応答しなくなったボイジャー1号を救出するため、宇宙飛行士となってミッションを進める、AIが生み出したオリジナルストーリー。空想科学小説に基づいて作成され、実際1977年にNASAから宇宙に打ち上げられた人工衛星「VOYAGER」のストーリーを盛り込んでいるとのこと。今後の展開として、第二弾を10月、続いて第三弾を12月に公開する予定だ。


 
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株式会社メタップス
https://metaps.com/

会社情報

会社名
株式会社メタップス
設立
2007年9月
代表者
代表取締役社長 山﨑 祐一郎
決算期
12月
上場区分
東証グロース
証券コード
6172
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