DeNA、第1四半期決算は『ポケポケ』反動減で営業減益も最終利益は198%増の334億円 GO新規上場で評価益395億円を計上

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、8月5日、2027年3月期 第1四半期の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益371億6600万円(前年同期比10.9%減)、営業利益74億1100万円(同46.3%減)、税引前利益497億5300万円(同213.5%増)、最終利益334億3800万円(同198.5%増)だった。

・売上収益:371億6600万円(同10.9%減)
・営業利益:74億1100万円(同46.3%減)
・税引前利益:497億5300万円(同213.5%増)
・最終利益:334億3800万円(同198.5%増)
 

Cygamesの業績寄与と持分法適用会社だったGOの上場に伴う株式売却・評価益を計上したことで、税引前利益と最終利益は大きく伸びた。営業利益の減少は、『Pokémon Trading Card Game Pocket』の初速が業績を大きく押し上げた前年同期の反動が主因。一方で、スポーツ・スマートシティ事業は引き続き好調に推移しており、事業ポートフォリオの変化も鮮明となった。

 

■『Pokémon Trading Card Game Pocket』反動でゲーム事業は減収減益

ゲーム事業の売上収益は121億2000万円(前年同期比33.2%減)、セグメント利益は38億2600万円(同62.0%減)となった。

同社は減収減益の要因について、2024年10月に配信開始した『Pokémon Trading Card Game Pocket』の動向による前年同期の高い反動減を挙げている。

一方、ライブストリーミング事業は売上収益97億2500万円(同2.5%減)、セグメント利益9億9400万円(同0.8%減)とほぼ前年並みで推移した。国内向けライブ配信サービス「Pococha」が堅調に推移したほか、「IRIAM」は四半期として初めて黒字化を達成している。

 

■スポーツ事業は2ケタ増収増益 「BASEGATE横浜関内」も寄与

スポーツ・スマートシティ事業は売上収益132億1600万円(前年同期比16.0%増)、セグメント利益45億5100万円(同24.4%増)と好調だった。

横浜DeNAベイスターズは前年同期より主催試合数が少なかったものの好調を維持したほか、2026年3月にグランドオープンした複合施設「BASEGATE横浜関内」の2つの直営施設が収益に寄与した。なお、今期から従来のスポーツ事業とスマートシティ事業を統合し、「スポーツ・スマートシティ事業」として開示している。

ヘルスケア・メディカル事業は売上収益16億1000万円(前年同期比3.9%減)となったものの、セグメント損失は7億4800万円と前年同期の13億5300万円の赤字から改善した。

同社はデータヘルス分野で下期需要に向けた取り組みを進めるほか、医療DXサービス「Join」の国内・海外展開や、「Join Mobile Clinic」に経営資源を集中。固定費削減効果も着実に表れているとしている。

新規事業・その他は、AI関連の新規事業などを含む区分で、売上収益6億2100万円、セグメント損失5億7000万円となった。

 

■GO上場で約395億円の評価益を計上

最終利益が大きく伸びた最大の要因は、持分法適用会社だったGOの東証グロース市場上場だ。

DeNAは保有株式の一部売却に加え、残存持分を公正価値で再評価したことにより、395億1700万円を「持分法による投資損益」として計上した。この影響で持分法による投資利益は405億7100万円となり、税引前利益を大きく押し上げた。

 

■2027年3月期の見通し

2027年3月期の業績は、売上収益1540億円(前期比4.3%増)、営業利益150億円(同19.8%減)を見込む。

・売上収益:1540億円(同4.3%増)
・営業利益:150億円(同19.8%減)

【通期計画に対する進捗率】
・売上収益:24.1%
・営業利益:49.4%

最終利益については引き続き非開示としている。同社は、事業ポートフォリオや新規事業創出に関する戦略のアップデートを優先しており、現時点では合理的な算定が困難としている。今後、事業の進捗や戦略の精査状況を踏まえ、開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表するとしている。

 

【PR】ゲーム業界の転職支援サービス「エンターエンタ」

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1477億円、営業利益186億9400万円、税引前利益257億6400万円、最終利益190億4800万円(2026年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る