IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、本日(6月27日)、5月のモバイル業界の採用動向を発表した。
ワークポートでは、個人ユーザーに向けたエンタテイメント向けアプリ開発に加え、法人の業務利用を目的としたアプリ開発のニーズがAndroid OS向けを中心として高まっており、スマートフォン向け開発エンジニアの求人が増加した、としている。
モバイルプランナー・ディレクターも、ソーシャル・スマートフォン向けの求人が目立ち、広告代理店からのスマートフォン関連の求人も前月に続き増加しているとのこと。FacebookやTwitterの専任としてポジションを設ける事業会社も出はじめるなど、広告代理店やWebコンサル企業もソーシャル・スマートフォン分野に強い人材の獲得に高い意欲を示しているという。
一方、モバイルサイト制作・デザイナーの求人数は一定水準で推移しており、大きな変化は見られなかったようだ。ゲーム系のデザイン案件、グラフィックデザイナー(アバター、アイテム等)やスマートフォン向けアプリのUIデザイン案件などが大半を占めている模様。
今後の見通しについて、ワークポートでは、法人が業務で利用することを目的としたアプリ開発では、細かいニーズに対応しうるAndroid OSでの開発経験を重要視する傾向がある、と指摘している。B to Bのシステム開発経験が活かせることから、「Java+BtoBシステム開発経験」というスキルセットを持つエンジニアには多くのチャンスがある、との見方を示した。
■IT転職ナビ
■IT・インターネット・ゲーム業界転職支援