▲動画の通常表示(メガネ型のアイコンが右下に見える)
朝日新聞社は、日本選手団の活躍が続くリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの会場周辺で撮影した3次元(3D)・360度動画の配信を開始した。
スマートフォンとYouTubeアプリの最新版、紙製の簡易ビューワーがあれば、全方向かつ奥行きを感じる仮想現実(VR)を体験できる。有名なキリスト像のほか、今回のオリンピック出場選手を生んだファベーラ(スラム街)にあるバドミントン教室、華麗な色彩の観光名所「セラロンの階段」など5本のVR動画を、朝日新聞デジタルから配信。
http://www.asahi.com/olympics/2016/vr_panorama/
スマホで上記URLにアクセスすると、VR動画のリストが表示される。再生したい動画の右下の「YouTubeを開く」をタップし、YouTubeアプリで動画を開く(スマホの環境によってはYouTubeアプリが起動しない場合がある)。動画の再生を始めてから再生中の画面のどこかをタップし、右下にメガネ形のアイコンが現れたらそこをタップ。すると、画面が左右に分割され、立体視できる「視差」がついた表示となる。この状態でビューワーに入れる(安いものは1000円程度で市販されている)。
▲分割表示された動画(右目用と左目用で「視差」があることがわかる)
ビューワーをのぞき、上下左右に顔を向ける。上を向ければ空の動画が、下を向ければ地面を見下ろす動画が自然に表示され、リオに行ったような感覚(没入感)を楽しめる。
▲紙製の簡易ビューワーの例
朝日新聞社メディアラボが特注した3D・VR撮影用のカメラを使い、現地に派遣されている映像報道部の取材班が撮影。朝日新聞社はこれまでも、「いきもの目線」などのVR動画を配信してきたが、今回はより臨場感・没入感の高い3次元VRを導入。
なお今回のVR動画は、東京都千代田区の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで開催中の「リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック報道写真展」(朝日新聞社主催)の会場でも8月19日までの正午から午後1時、体験できる(報道写真展は9月23日まで開催)。