KADOKAWA、タイ総合出版最大手Amarinと合弁会社設立 日本のマンガ・ライトノベルのタイ語出版のほか、電子書籍などのプラットフォーム整備も

KADOKAWAは、タイの総合出版最大手であるAmarin Printing and Publishing Public Company(本社:タイ・バンコク市、以下「Amarin」)との間で、100%子会社KADOKAWA HOLDINGS ASIA(以下「KHA」)を通じ、日本のマンガ・ライトノベルなどのタイ語出版事業、訪日観光メディア事業、デジタルプラットフォーム事業などの共同展開を目的とする合弁会社(以下「JV」)を設立することに合意した。

ASEAN最大のタイ出版市場規模は1,000億円を超え、ライトノベルやコミックなどの日本コンテンツが順調に成長している。Amarinは、書籍・雑誌等を手掛けるタイ最大の総合出版社で、出版印刷・取次事業や全国約200店舗の書店網をグループ内に有するほか、オンライン書店としても国内最大手で、当社がマンガ・ライトノベルなどの日本コンテンツをタイ市場で本格展開する上で最適な事業パートナーと考えているという。

また、タイからの訪日観光客が近年増加の一途をたどる中、同社はライフスタイルやファッション関連の女性雑誌においても国内最大手で、各種情報番組を放映するデジタルTV放送局を有し、情報誌発行等の訪日観光メディア事業の展開においても高い親和性・補完効果が期待される。JVスタート後は、Amarinの製造・物流インフラや販売網等を最大限活用し、将来的なデジタル市場の拡大を見据えた電子書籍などのプラットフォーム整備も進め、タイにおいて、日本コンテンツのポテンシャルの最大化を目指していく方針だ。

<合弁会社概要>
名称:KADOKAWA AMARIN COMPANY LIMITED
所在地:タイ王国 バンコク市
設立:2016年9月(予定)
事業開始:2016年10月(予定)
事業内容:タイ語版マンガ・ライトノベルの翻訳出版等
株主構成:KHA49%、Amarin46%、Bangkok BTMU5%
 
株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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