モブキャストとLUN PARTNERS、日本のアニメIPに投資する30億円規模のファンドを設立へ　両社に準備室を設置

モブキャスト<3664>は、LUN PARTNERSと、日本のアニメIPに特化したファンド「JP IP GLOBAL ASIA FUND（仮）」（以下、JIP FUND）の投資運用会社をジョイントベンチャーとして設立すると発表した。これに先立ち、両社内にJIP FUND準備室を設置した。ファンドの規模は30億円を想定している。

世界でも評価の高い日本文化の一つであるアニメIPに、JIP FUNDを通じたファイナンス支援と、モブキャストのグローバルゲーム事業との連携によるゲームをビジネスエンジンとしたグローバル展開の支援を行うことで、日本アニメのさらなるIP価値と収益力の向上および業界発展を図るという。

投資対象
① アニメIPのゲーム化権の取得
② アニメ製作委員会への投資（ゲーム化窓口権の取得）
③ 上記①および②で取得したIPのゲーム開発プロジェクトへの投資

今年11月に締結したLUN PARTNERSとの基本合意に基づき、JIP FUNDの組成およびJVの設立について、両社で検討を重ねてきたが、今回、その準備を加速するために両社に準備室を設置し、モブキャストはアニメIPおよびそのゲーム化への投資に向けた営業活動を、LUN PARTNERSはJIP FUNDのLP（Limited Partner：有限責任投資家）の募集活動を本格的に開始する。

なお、JVは、十分な準備の上でより収益性の高い会社とすべく、来年上半期前半の設立を予定しておりますが、両社の準備室が先行して営業活動をおこなうことで、事業展開は当初の予定どおりに進めていく。


＜LUN PARTNERSからのコメント＞
LUN PARTNERSは、JIP FUNDの組成とモブキャストとのIP事業に於ける提携を積極的に取り組んでおります。11月の基本合意以降、JIP FUNDを予定どおり組成するために既に有力LPへの先行説明会をはじめており、非常に大きな期待をうけております。この度、両社に設立した準備室によってタスクフォースチームがより一体化して、JIP FUNDおよび本JVの設立を加速いたします。弊社はモブキャストと共に、日本のアニメIPを、ゲームをビジネスエンジンにグローバルに展開し、新たな市場価値を作り出すことを期待しております。