カヤック、自社内で「VRペイントバトルトーナメント」を開催 『Tataite Kabutte VR』のプレイ中ムービーも公開


カヤックは、社内でNo.1VRアーティストを決めるイベント、「VRペイントバトルトーナメント」を実施したと発表した。VRペイントとは、VR空間の中でハンドコントローラーを使い、3Dの絵を描くことを指し、本トーナメントでは、Google製のVRペイントアプリ「Tilt Brush」を使用して行ったという。

そして決勝戦のお題となった「2017年の年賀状」の優勝作品、準優勝作品はそれぞれSketchfabで公開されている。

・優勝作品
 

・準優勝作品
 
なおトーナメント参加者はほとんどがVR初心者で、こういった取り組みを通じVR未経験者をできるだけ減らし、より優れたVRコンテンツの発想が生まれる場作りを進めているという。
 

また、カヤックは去年の11月に『Tataite Kabutte VR』という非常に意欲的なVRゲームをイベント出展している。同タイトルは、両手と洗面器、ピコピコハンマーの計4つに取り付けたVIVEコントローラーを使い、命がけで行う「叩いて被ってじゃんけんぽん」だ。

ルールは簡単、VIVEのコントローラーのボタンの組み合わせでグー・チョキ・パーを決定。じゃんけんに勝ったプレイヤーは、VIVEコントローラーがついたピコピコハンマーで攻撃。負けた方は洗面器で"実際"に受けることで攻撃を防げるというもの。

相手も人間であるための緊張は高まり、没入感をより深くさせる非常に濃いVRゲームだった。じゃんけんに負けて防御できなかった場合、相手の剣に切り刻まれるが、その描写は自由切断技術によって表現されているため過激な表現になっている。今後どういった形で展開していくのか、カヤックのVRへの取り組みも含めて目が離せないだろう。
 

▲昨年のイベントで展示された『Tataite Kabutte VR』をSocialVRINFO編集部が撮影したものだ
 

公式サイト

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
企業データを見る