【PSVR】彼女達の実存 『DOAX3』 VRパラダイス先行体験会レポート…開発者にはVRのために部署異動をした猛者も


 
コーエーテクモゲームスは、都内にて、『DEAD OR ALIVE Xtreme 3』のPS VR対応アップデート「VRパラダイス」のメディア体験会を開催した。

本作は、編集部はもちろん、全国の男の子たちが待ちかねていた『DEAD OR ALIVE Xtreme 3』のVRに対応したアップデートが1月24日に公開される。

PlayStation@Storeで「VRパスポート」を購入することで「VRパラダイス」が遊ぶことができる。製品版のユーザーなら期間限定でゲーム内から無料でダウンロードが可能だ。

基本無料版や無料期間以降の製品版では1500円(税抜)で購入する必要がある。なおVRモードに関してはPS4Proにも対応しており、より高精彩な環境での体験をすることができる。

当日、本作のディレクターの新堀洋平氏がゲームを紹介、VR化についての様々な開発話を教えていただいた。本稿ではそんな夢にまで見たVRでの『DEAD OR ALIVE Xtreme 3』VRパラダイスの体験レポートを行う。


■いよいよきた待望のVRアップデート

今回のPlayStationVR向けアップデートはメインメニューに新項目として「VRパラダイス」という項目が追加されている。

この項目では以下の3つのモードの体験をすることができる。

・イベントパラダイス
・グラビアパラダイス
・フォトパラダイス

まずはチュートリアルモードを行いVRに対しての操作方法を学んでみた。

当初新堀氏に見られながらプレイするのはなんとも気恥ずかしい感じであったが、チュートリアルの説明で早い段階にある「◯ボタンで自身の視点を変更することができる」といったあたりからは、没入してしまい、周囲があまり気にならなくなっていた。

何故なら"かすみ"がそこに居るからである。
 
▲トップ画像の視点を変えたところ、この他にも様々な視点で楽しむことができる

またプールやビーチ、ホテルの部屋内、ポールダンスといったシチュエーションと各々の水着、日焼けの設定などにも対応しており、"様々なシチュエーションを考えながら設定を作り上げて"体験に望むことが可能だ。

更にここでは妄想モードと呼ばせてもらうが、□ボタンで背景と音を無にするモードが備わっており、かなり上級者向けの機能も備わっていた。この機能をどう使うかは、今まで人生で培ってきた己のクリエイティビティが問われるところであろう。
 
▲またプールなどでは、視点の状況によっては水の中からの女の子を眺めるという状況も。

更に印象的だったのはVR HMDを着け水の中から見た視点は、まさに自身が水の中にいるような非常に凝った作りになっていた。これについては製作した新堀氏も「本当に水の中にいるような涼しく感じる瞬間」があり、採用にいたったという。

このシチュエーションに関しては筆者が、今回のVRアップデートを行った後に必ず試して欲しいことの1つだ。
 
▲あやね、目の前にいます。自身の体を動かして近づくことも・・・。

なお、今回「VR パラダイス」配信を記念して1月24日より『DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Fortune』 製品版(ダウンロード版)の割引セールも行われる。製品版をお得価格で買うことができるだけでなく、「VR パスポート」も無料で入手することができるので、これを機に購入を検討するといいだろう。

また、基本無料版でよりお手軽に楽しめる「VRパスポートセット(マリー&ほのか使用権つき)」もお得な価格で配信される。こちらは基本無料版での「VRパラダイス」を始めるための入門セットとなるとのことだ。

※「VRパスポート」の無料配布期間終了後は、製品版でも基本無料版と同様に購入する必要がある。
 

■Team NINJA ディレクターの新堀洋平氏に聞くVRアップデートまでの開発の様子

ーーVRを開発した人クリエイターはそこまで多くないように思います。開発の際にどのような方が担当されたのでしょうか。

社内にVRが好きで個人で研究をしていたプログラマがおりまして、遂にVRの開発ができるということで部署異動をして製作にあたった社員がおります。非常にやる気に満ち溢れていましたよ(笑)。今回『DEAD OR ALIVE Xtreme 3』をVR対応するあたって、□ボタンで背景だけでなく音までを消して没入感を高めるところも、彼のアイディアです。

ーーVR化にあたって注力した点はどんなところでしょう

まずは酔いですね。制作当初は非常に酔ってしまう作りになっていましたが、徹底して酔わないように調整しました。

ーー実際に体験しましたが、酔いはほとんど感じなかったです。

実はVR機能自体を実装することよりも各種調整を行っていく部分には時間をかけています。例えば臨場感をいかに出せるかという点の調整には時間を取りました。本作においてキャラクターの存在は非常に重要ですが、VRで見るときとTVで見る時で見え方がまるで違いましたので。

当初は歪んで見えるくらいの想定をしていたんですが、色から光の感じ方まで随分違っていたため肌の色の見え方などは調整し直しています。

ーーPS4Proへの対応で見て欲しい点、苦労した点はありますか

PS4Proへ対応させるにあたっても、快適性を非常に重視しています。解像度を上げすぎても、フレームレートの低下などで酔いの問題が出てきてしまいますし、解像度を下げすぎても目の前がぼやけてしまいます。かなりテストをしました。PS4Proでは解像度の向上はもちろん、PS4でまれに発生していた処理が追いつかないときに背景を消している状況がほとんどなくなり、よりVRに没入することができるので楽しみにしていてください。

ーー最後に待っていたユーザーの皆様にお願いいたします

ずっとTV画面越しに見てきた、かわいくてセクシーな『DOAX3』の女の子たち。VRパラダイスでは、そんな彼女たちのすぐそばにいられます。特にフォトパラダイスではプライベート空間で時間を気にせず、ずっといっしょにいられますよ。
 
また、本作のVRパラダイスはPS4Proに対応しています。もともと本作はビジュアルの美しい作品ですので、PS4Proの恩恵がすさまじいですね。女の子の肌や髪の毛などの美しさが際立ち、本当にそこにいる感覚になります。
 
他の作品で目や心が疲れたなー、なんてときにも本作の「VRパラダイス」で目の保養をされてみてはいかがでしょうか?

ーーありがとうございました
 

公式サイト

株式会社コーエーテクモゲームス
https://www.gamecity.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社コーエーテクモゲームス
設立
1978年7月
代表者
代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
決算期
3月
直近業績
売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
上場区分
非上場
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