【決算カレンダー】ゲーム関連企業の10~12月期決算が今週末よりスタート 『遊戯王』『パワサカ』好スタートのコナミHDに注目
ゲーム関連企業の2016年10~12月期決算が今週末より徐々に発表となる。今回は12月期の本決算発表であり、この期で本決算となるゲーム関連銘柄も多い。具体的には、1月20日にモバイルファクトリー<3912>、25日にLINE<3938>、2月2日にガンホー<3765>、9日にモブキャスト<3664>、10日にKLab<3656>とネクソン<3659>、13日にマイネット<3928>、14日にenish<3667>とカヤック<3904>、Aiming<3911>、アエリア<3758>が本決算を発表する。
ゲーム関連株ということで見ると、今回の決算発表のピークは2月に入ってからで、1月中に発表するのは全体の4分の1程度となる。今回はその1月中に決算発表を行う中から注目銘柄を紹介したい。
ちなみに1月中に発表する主な企業は、前述のモバイルファクトリーとLINEのほか、サイバーエージェント<4751>やコーエーテクモHD<3635>、マーベラス<7844>、任天堂<7974>、コナミHD<9766>などとなっている。
なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
10月28日に発表した第2四半期(4~9月)の連結決算は、好調なデジタルエンタテインメント事業をけん引役に営業利益で36%の増益を達成した。さらに第3四半期に入ってからは、『遊戯王 デュエルリンクス』を11月17日、『実況パワフルサッカー』を12月7日より配信開始しており、両タイトルともその後のストアランキングで好調な推移を見せている。この第3四半期はフル寄与するわけではないが、一定以上の収益貢献をしてくることが予想され、会社側の計画対比で業績の上ブレにつながる可能性がありそうだ。
2016年9月期はゲーム事業とネット広告事業が好調に推移し、「AbemaTV」などの動画事業への先行投資を吸収しての増収増益を達成した。特にゲーム事業については、『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』や『グランブルーファンタジー』『戦国炎舞』など主力タイトルに加え、Cygamesの新作『Shadowverse』がヒットし、前々期比70%増の営業増益を達成している。続く2017年9月期もこの延長線上の業績が見込まれるが、引き続き動画事業に大型の先行投資を行う予定で、利益は伸び率が鈍化する可能性にも留意しておきたい。
10月26日に2017年3月期通期の営業利益予想を下方修正するなど、第2四半期(4~9月)までの業績進捗はやや苦戦が目立った。第3四半期期間は『SUPER MARIO RUN(スーパーマリオラン)』をApp Storeでリリースし、55カ国のApp Store売上ランキングで首位を獲得するなど順調なスタートを切ったが、これがどの程度収益面に影響してくるのか、まずはじっくりと見極めたい。なお、新ハードNintendo Switchが3月3日発売と決定されたことで、これが2017年3月期業績に与える影響にも注目したい。
ゲーム関連株ということで見ると、今回の決算発表のピークは2月に入ってからで、1月中に発表するのは全体の4分の1程度となる。今回はその1月中に決算発表を行う中から注目銘柄を紹介したい。
ちなみに1月中に発表する主な企業は、前述のモバイルファクトリーとLINEのほか、サイバーエージェント<4751>やコーエーテクモHD<3635>、マーベラス<7844>、任天堂<7974>、コナミHD<9766>などとなっている。
なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
【注目銘柄①】コナミHD<9766>
10月28日に発表した第2四半期(4~9月)の連結決算は、好調なデジタルエンタテインメント事業をけん引役に営業利益で36%の増益を達成した。さらに第3四半期に入ってからは、『遊戯王 デュエルリンクス』を11月17日、『実況パワフルサッカー』を12月7日より配信開始しており、両タイトルともその後のストアランキングで好調な推移を見せている。この第3四半期はフル寄与するわけではないが、一定以上の収益貢献をしてくることが予想され、会社側の計画対比で業績の上ブレにつながる可能性がありそうだ。
【注目銘柄②】サイバーエージェント<4751>
2016年9月期はゲーム事業とネット広告事業が好調に推移し、「AbemaTV」などの動画事業への先行投資を吸収しての増収増益を達成した。特にゲーム事業については、『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』や『グランブルーファンタジー』『戦国炎舞』など主力タイトルに加え、Cygamesの新作『Shadowverse』がヒットし、前々期比70%増の営業増益を達成している。続く2017年9月期もこの延長線上の業績が見込まれるが、引き続き動画事業に大型の先行投資を行う予定で、利益は伸び率が鈍化する可能性にも留意しておきたい。
【注目銘柄③】任天堂<7974>
10月26日に2017年3月期通期の営業利益予想を下方修正するなど、第2四半期(4~9月)までの業績進捗はやや苦戦が目立った。第3四半期期間は『SUPER MARIO RUN(スーパーマリオラン)』をApp Storeでリリースし、55カ国のApp Store売上ランキングで首位を獲得するなど順調なスタートを切ったが、これがどの程度収益面に影響してくるのか、まずはじっくりと見極めたい。なお、新ハードNintendo Switchが3月3日発売と決定されたことで、これが2017年3月期業績に与える影響にも注目したい。
発表予定日 | コード | 会社名 | 決算期末 | 種別 |
1月20日 | 3912 | モバイルファクトリー | 12月 | 本決算 |
1月25日 | 2656 | ベクター | 3月 | 3Q |
1月25日 | 3688 | VOYAGE GROUP | 9月 | 1Q |
1月25日 | 3938 | LINE | 12月 | 本決算 |
1月26日 | 4751 | サイバーエージェント | 9月 | 1Q |
1月27日 | 4347 | ブロードメディア | 3月 | 3Q |
1月27日 | 4816 | 東映アニメーション | 3月 | 3Q |
1月27日 | 9437 | NTTドコモ | 3月 | 3Q |
1月30日 | 3635 | コーエーテクモHD | 3月 | 3Q |
1月30日 | 9478 | SEHD&インキュベーションズ | 3月 | 3Q |
1月31日 | 2497 | ユナイテッド | 3月 | 3Q |
1月31日 | 4348 | インフォコム | 3月 | 3Q |
1月31日 | 4644 | イマジニア | 3月 | 3Q |
1月31日 | 7844 | マーベラス | 3月 | 3Q |
1月31日 | 7974 | 任天堂 | 3月 | 3Q |
1月31日 | 9438 | エムティーアイ | 9月 | 1Q |
1月31日 | 9766 | コナミHD | 3月 | 3Q |
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766