ガンホー、16年12月期の『パズドラ』関連の売上高は1000億円割れ　ただ5年運営するタイトルとしては驚異的な水準

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、3月24日に2016年12月期の有価証券報告書を開示し、『パズル＆ドラゴンズ（以下、パズドラ）』関連売上高が前の期比で30.7％減の948億円と1000億円を割り込んだことがわかった。ガンホーグループ全体に占める割合は前の期の88.6％から84.3％に低下した。

『パズドラ』関連売上高は、スマートフォンアプリに加え、ニンテンドー3DS、その他キャラクターグッズなどの関連売上高を示している。売上高とその比率の推移を示すグラフは以下のとおりとなる。2013年12月期に急成長し、翌2014年12月期には1583億円まで拡大し、その後は低下傾向に入った。一見すると大きく落ち込んでいると思われるかもしれないが、リリースから5年近く経過したアプリとしては驚異的な水準を維持している。

  注）有価証券報告書に基づいて当サイトが作成。


なお、ガンホーグループのアプリストア別の売上高の推移は、Appleが23.8％減の607億円、Google Playが37.7％減の401億円だった。こちらは『パズドラ』だけの数字ではないので注意してほしい。過去の推移を示すグラフは以下のとおり。Google経由の売上高は14年12月期に850億円を記録したが、前の期はその半分以下と落ち込みが目立っている。

  注）有価証券報告書に基づいて当サイトが作成。