アクロディア、第3四半期はガラケー向けミドルウェアの不振で34%減収・赤字継続

アクロディア<3823>は、本日(7月15日)、2011年8月期第3四半期累計(2010年9月期~2011年5月期)の連結業績は、売上高16億4600万円(前年同期比34.4%減)、営業損益4億4100万円の赤字(前年同期4億6600万円の赤字)、経常損益4億5300万円の赤字(同5億2200万円の赤字)、四半期純損益5億4800万円の赤字(同18億3100万円の赤字)だった。     携帯電話の市場環境は、フィーチャーフォンからスマートフォンへ大きくシフトしており、これまで提供していたフィーチャーフォン向けのミドルウェアライセンスや受託開発の案件は大幅に減少した、としている。 また、利益面については、ミドルウェア事業における受託原価率の管理や販売管理費の削減など、継続的なコストコントロールを図っているものの、ミドルウェア事業の売上の大幅な減少により、販売目的ソフトウェア資産の減価償却費負担やその他固定費が大きくなったとのこと。 ただ、子会社AMSの運営するEC事業については、順調に顧客数と顧客規模を拡大しており、第3四半期には単月黒字化を達成。「きせかえサービス」のスマートフォン対応や、GMOインターネットグループとAndroid向けゲームアプリマーケット「Gゲー」を展開している。 2011年8月通期は、売上高21億4000万円(前期比27.0%減)、営業損益5億4600万円の赤字(前期8億5000万円の赤字)、経常損益6億6000万円の赤字(同6億6000万円の赤字)、当期純損益7億4700万円の赤字(同21億9200万円の赤字)を見込む。