モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、本日(7月15日)、2010年のモバイルコンテンツ関連市場の調査結果を発表した。今回よりスマートフォンなどのオープンプラットフォーム市場についても調査されている。
MCFでは、フィーチャーフォン市場のうち、着信音やゲーム系コンテンツといったデジタルコンテンツを「モバイルコンテンツ市場」としているが、その市場規模は、前年比17%増の6465億円となった。
モバイルコンテンツ市場は、大きな伸びとなったが、けん引役となったのは、SNS等のアバター/アイテム販売で、その市場規模は、前年比3.1倍の1389億円だった。実に942億円の増加となる。ソーシャルゲームがこれに該当するものと思われるが、ディー・エヌ・エー(DeNA)やグリーがモバイルコンテンツ市場の拡大に大きな役割を果たしたといえよう。
また、スマートフォンのオープンプラットフォーム上におけるモバイルコンテンツ市場は、前年比3.5倍の123億円だった。フィーチャーフォンの市場と比較すると、市場規模はわずか2%にとどまるが、大幅な成長をみせている。
なお、物販系やサービス系、トランザクション系の3分野で構成された「モバイルコマース市場」については、同4%増の1兆0085億円。両市場を合わせたモバイルコンテンツ関連市場の市場規模は、同9%増の1兆6550億円だった。