7月17日付けの日本経済新聞朝刊は、KDDI(au)が携帯電話のデータ通信が混雑した際、通信容量に余裕がある隣接基地局に接続先を切り替えて快適な通信を維持する新技術を2012年4月から導入する、と報じている。
報道によれば、クアルコムが開発した技術「EV-DOアドバンスド」を活用したもので、人口が密集する都市部ほど大きな効果を期待でき、混雑時の体感速度が2倍程度高まるとのこと。
基地局のソフト変更で対応できることから基地局を新設した場合に比べて数十分の1の費用で済むという。携帯各社の通信網は、スマートフォンの普及で逼迫してきており、KDDIは新技術の導入で品質の向上につなげる、としている。