KADOKAWA、WILLERと移動とカルチャーの融合を目的とした提携を実施 「エンタテインメント体験型交通」の創出を目指す


KADOKAWAは、2020年の「ところざわサクラタウン」(仮称)開業に向け、WILLERと移動とカルチャーの融合を目的とした提携を開始したことを発表した。本提携における具体的な取り組みとして、KADOKAWAの関連会社クールジャパントラベルへのWILLERによる出資を実施する。

KADOKAWAが持つコンテンツの価値とWILLERが持つ付加価値交通の創出力を組み合わせることで、インバウンド顧客を中心に、今までにないエンタテインメント性の高い二次交通網を活用した特別な旅行体験を提供していくことを目指すとしている。

■「ところざわサクラタウン」ゲートウェイ構想
KADOKAWAと所沢市が共同で推進する「COOL JAPAN FOREST構想」。その中核をなす2020年に所沢市に開業予定の「ところざわサクラタウン」(仮称)を日本のコンテンツツーリズムにおける広域観光のゲートウェイとすべく、各主要空港、各エリアのアニメ聖地および観光地との路線網を両社で構築。「ところざわサクラタウン」の理念のひとつである“行動する文化”の実現を目指す。

■アニメツーリズム商品の共同開発
クールジャパントラベルを中心に、アニメ作品の魅力を形にし、聖地での特別体験を提供する旅行商品(作品公式ツアーなど)を企画・販売していく。また、WILLERが持つ車両・移動サービス開発力を生かして、移動しながらコンテンツの魅力を楽しめる「エンタテインメント体験型交通」を創出していく予定だ。

■両社の資産を合わせて移動をエンタテインメントに
ADOKAWAが保有する数多くのコンテンツおよびクロスメディア展開のノウハウ、Walkerブランド媒体を中心とした地域情報データベース、海外拠点ネットワークなどと、WILLERが保有する国内外の路線網や優良な顧客基盤を組み合わせ、旅行における移動を単なる移動で終わらせないための各種サービスを開発予定。移動とエンタテインメントと観光情報を組み合わせたサービスや、インバウンド顧客の会員化による移動サービスの充実、イベント型交通の企画など、新しい「移動の価値」を両社で生み出していく。

■出資の内容
株式会社クールジャパントラベルが以下の要領で第三者割当増資を行う。
【発行株式数】2,800株
【発行価額】1株あたり金50,000円
【発行価額の合計】1億4,000万円
【払込期日】20176月30日
【割当先と割当株式数】
株式会社角川アスキー総合研究所:2,000株
WILLER株式会社:800株
株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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