トリコロールの3人と茜屋日海夏さんが『プリパラ』3rdシーズンを振り返りつつ裏話やキャストの意外な一面を語ったトークイベントをレポート
エイベックス・ピクチャーズは、この日(10月22日)、東京都内で、テレビアニメ『プラパラ』のアルバム「プリパラ☆ミュージックコレクション season.3」の発売を記念して、購入者限定のリリースイベントを開催した。雨の中にもかかわらず、多くのファンが訪れた。昼の部と夜の部が行われたが、今回は昼の部の模様をお伝えする。
「プリパラ☆ミュージックコレクション season.3」は、2016年3月~2017年4月に放送した「プリパラ」シーズン3の楽曲を収録したベストアルバム。チーム・トリコロールの斎賀みつきさん(紫京院ひびき役)、赤﨑千夏さん(ファルル役)、佐藤あずささん(緑風ふわり役)とともに、主人公である真中らぁらを演じている茜屋日海夏さんが出演し、作品にまつわるトークを展開し、キャストの意外な一面や様々な裏話を明かした。
イベントでは、めが兄ぃの人気プレイヤーによるフラワーシャワーのもと、4人が登場した。茜屋さんが「かしこま!」と挨拶すると、会場からも大きなレスポンスがあった。茜屋さは、久々に「かしこま!」ができて嬉しいと話していた。
まず、4人が選んだシーズン3で印象に残った回を場面カットを交えつつ振り返るコーナーから始まった。佐藤さんが114話「急げ!神アイドルグランプリ!」をあげた。一度チームを結成して失敗し、「神アイドルグランプリ!」の直前になって結成した回だった。
斎賀さんは73話「彼女がデビューする日」をあげた。「プリパラ」にひびきが登場し、「純・アモーレ・愛」を披露した回だ。ひびきが実は女子であること、エンディングをジャックしたことが印象に残っているという。そして、「(ファンから)何だこの女は、と思われた回かもしれないですが、敵として強く印象付ける良い回だったのでは」とコメントした。
なお、現在のひびきについては、半ばギャラになっているとも語った。初期に監督からカッコいいキャラと聞いていたものの、実際に台本をみるとコミカルな台詞が多いため、最初からついついコミカルに演じていったところ、「やりすぎ」といわれたという。ひびきらしいコミカルさを追求するようにしているそうだ。
茜屋さんは、138話「誕生!?神アイドル」をあげた。放送開始から2年半にわたって神アイドルを目指してきたが、ついに念願が叶い、感慨深かったという。レコーディングのときから感動し、まるで親になったかのような気持ちで見ていたと振り返った。1話から出演していた赤崎さんも同様に感慨ひとしおだったと語った。
赤崎さんと佐藤さんは133話「語尾の彼方」をあげた。赤崎さんは、(同じ赤崎さん演じる)ちゃん子とファルルが初めて挨拶した回だったことや、ちゃん子がライブに登場したこと、ひびきに子守唄を歌ったシーンが印象的だったとした。特に子守唄はアフレコ現場で収録したため、歌の上手な声優陣の目の前で歌うことが強いプレッシャーだったと明かした。そふぃ親衛隊だったちゃん子がライブを披露するポジションになったことも感動したという。
また、佐藤さんは、あじみがひびきが語尾を苦手としていることを知って、泣いて謝っていたシーンも印象的だったとかたった。このほか、ひびきがくじで1番を引こうと頑張っていたものの、ファルルに2番を引かれてしまい、怒るに怒れないシーンもあがった。
続いて、茜屋さんがプリパラに関するジェスチャーを行い、それをトリコロールとファンが答えるジェスチャークイズとなった。茜屋さんの迫真かつコミカルなジェスチャーの数々に会場を訪れたファンからは驚きと笑いの声が起こった。出演者とファンの造詣の深さに加え、茜屋さんのジェスチャーが巧みだったこともあり、見事、全問正解となった。「プリパラのジェスチャーはみんながわかってくれるのでうれしいです」と茜屋さん。
最後に会場のファンからの質問に答えるコーナーとなった。トリコロールにプリパラのリアルライブを観たときの感想と、サマーライブツアー出演の感想を聞くものだった。
佐藤さんと斎賀さんは、らぁらのデビュー1周年ライブの時に初めて見たが、後ろの画面に表示されたライブCGの再現度に驚いたと述べた。そして、終演後、「スタッフさんからあれをやるんだよ」と言われて、戦々恐々としたと佐藤さんは語った。そして、赤崎さんは、メインキャスト6人によるライブはゲネプロ段階から完璧で、こんな中に入って大丈夫かと感じたという。
▲斎賀みつきさん(紫京院ひびき役)
茜屋さんは、ユニット(i☆Ris)と、キャラクターとして歌う時で歌い方の違いを聞かれると、同じ曲でもキャラクターとして歌う時とはキャラクターらしさを出すようにしているそうだ。歌い方と雰囲気を重視しており、らぁらの場合にはかわいらしさを強く意識しているとのこと。
▲茜屋日海夏さん(真中らぁら役)
また、サマーライブ大阪の感想については、斎賀さんは「大阪に行けて楽しかった」と前置きしつつ、「3人のチームワークも良く、いい意味で緊張して、和やかにやれた」と語った。佐藤さんは、連続で動き回ったため疲れてしまい、「i☆Risの皆さんの凄さを実感した」と明かした。このほか、伊達朱里沙さん、大地葉さん、山田唯菜さんは初参加組で控室では非常に緊張していたものの、ステージに出ると打って変わって、良質なパフォーマンスを見せていたことも印象的だったそうだ。
続いて、らぁら、ひびき、ファルル、ふわりの中から妹にするとしたら誰がいいかという質問だった。斎賀さんは、らぁらをあげた。らぁらは家事ができるだけでなく、子育てもできるためだ。ひびきについては妹でも姉でも面倒そうで、何か違うという点で一致した。
このほか、トリコロールの中でお姉さんにしたいキャラをファンに聞いたところ、ふわりが一番多かった。佐藤さんはこれを受けて「ふわりは、良くも悪くも普通の人だからかもしれないですね」と感想を述べたところ、3人から「どこが普通の人なんだ」などと鋭いツッコミが入り、会場から笑いが起こった。
▲佐藤あずささん(緑風ふわり役)
最後の質問は、自身の演じているキャラと似ていると感じるところを教えてほしいというもの。斎賀さんはすかさず「声が似ている」と答えて会場の笑いを誘いつつ、「基本的には違うキャラなので似ていないのでは」とコメント。しかし、3人からは現場でもひびきのようなポジションになっているとのコメントがあがった。
佐藤さんは、自分では似てないことばかりが思いつくが、他の共演者からは空気感が似ていると言われると語った。赤崎さんは、ファルルと似ている点を考えると困ってしまうと答えた。最初は空っぽでやってほしいといわれ、無から始めており、似ていると思ったことがないという。茜屋さんは、みんなで仲良く作りたいと思う部分が似ているかもしれないと回答した。3人からは、茜屋さんはらぁらそのもので、現場にいると安心感が違うとのコメントがあった。
▲赤﨑千夏さん(ファルル役)
なお、12月10日には、「アイドルタイムプリパラ Winter Live 2017」が幕張メッセで行われる。『プリパラ』クリスマスライブは、毎年チケットが完売するほどの人気公演で、ここ最近は舞浜アンフィシアターだったが、今回はさらに大きな会場で行われる予定だ。新アイドル「ゆい」や「にの」「みちる」のライブや、男子プリパラで絶大な人気を誇る「WITH」の初ライブも決定するなど、スペシャルなライブになること間違いなし。10月21日からチケットの一般販売が始まったが、親子チケットがすでに完売し、残っているのは一般のみ。興味のある人は早めに購入しておくことをおすすめしたい。
(c) T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京/ IPP製作委員会
会社情報
- 会社名
- エイベックス・ピクチャーズ株式会社
- 設立
- 2014年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 非公開
- 上場区分
- 未上場