エクストリーム<6033>は、社員の健康増進を目的とした「エクストリーム出社」活動「エクストリーム出社 クリスマス朝食忘年会篇」を12月15日に開催した。
【エクストリーム出社とは】
平日、出社前の早朝、観光、登山、グルメ、キャンプ、スポーツ、史跡巡り、料理などのアクティビティを行い、出社前の時間を楽しんだ後、始業時間には何事もなかったかのように出社する活動をさす。
スマートフォンをはじめとしたゲームタイトルの開発・運営のほか、ライセンスサービスなど幅広い事業展開を見せているエクストリーム。同社がステートメントとして掲げるのが「デジタルクリエイタープロダクション宣言」だ。これは同社に所属するクリエイターやエンジニアが、社内外を問わずさまざまなプロジェクトに参画。そこで独自の経験を得るとともに、プロジェクトを成功へと導こうという取り組みだ。
しかし、一方で社員の3分の2以上はクライアントに常駐しており、社員間のコミュニケーションや帰属意識が希薄になりやすいという課題があった。これを解決すべく企画されたのが「エクストリーム出社」だ。クライアントに出社する前の朝の時間を利用し、数年前から社員同士で働く意欲を高めているという。本稿では、このエクストリーム出社の模様と、同社の代表取締役社長 CEO・佐藤昌平氏のインタビューをお届けする。
■心身両面の健康向上を図って
今回のエクストリーム出社は、クリスマス朝食忘年会として開催。クリスマスの雰囲気に包まれた会場には朝早くから社員が集まり、仕事の話からプライベートまで話に花を咲かせていた。
▲乾杯の様子。ドリンクもデトックスウォーターなどの健康志向。
同社の社員は4割が20代、また独身社員が8割以上を占めるため、朝食を抜いたり外食中心の食生活で栄養が偏りがちの傾向があるという。したがって朝食では、肉や魚、卵や乳製品を使用しないマクロビオティック(穀物採取)メニューのバイキング形式が用意された。
食事後には同社の代表取締役社長 CEO・佐藤昌平氏による挨拶を実施。佐藤氏は「“いってらっしゃい”、“いってきます”で始まる一日は、一人暮らしの社員にとっては新鮮で良かったはず。改めてみんなの気持ちを一つにして頑張っていこう」と人の輪を繋ぎ、イベントを締めた。
▲それぞれ現場に向かっていく社員をみんなで見送る。「いってらっしゃい!」
■社員全員で、会社の良くなる方向を探していきたい
イベント後には佐藤氏に本イベントのコメントを聞くことができた。短い時間のインタビューとなったが、今回の企画に対する思いや、今後の活動をお届けする。
――数年前から実施されているエクストリーム出社ですが、今回の取り組み対する思いなどがあれば教えて下さい。
佐藤氏:昨年あたりに実施したエクストリーム出社活動から、「いってらっしゃい」「いってきます」の何気ない挨拶が良かった、という声が上がったんです。普段一人暮らしをしている人では出来ないコミュニケーションですし、家族的なコミュニケーションを図るのにも良い機会になると思いました。
――今後の展望などがあれば教えて下さい。
佐藤氏:朝早くから起きて何かをすると、「自分はなにか凄いことをしてるのでは」なんて考えて、気分が少しハイになるんですよね。その気分は仕事にも影響があり、そしていい方向に繋がると考えているので、今後も朝から何かをする、という活動は続けていきたいです。
また、昨年あたりから、この企画を新卒のメンバーに任せているんですがこれだけの人数をまとめて、事前準備から無事に成功させる。このプロセスを学んでもらうのにもいい機会になっていると考えています。
今後も会社として、こういった活動で利益が上がる、良い方向に向かえるものを全員で行っていきたいです。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エクストリーム
- 設立
- 2005年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高102億1700万円、営業利益10億9700万円、経常利益14億4800万円、最終利益10億3400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 6033