JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントは、『Tokyo 7th シスターズ』内のガールズバンドユニット「4U」のライブイベント『4U 1st Live!!!「The Pres“id”ent 4U」in Osaka&Tokyo』東京公演を2月3日行った。1月21日にはZepp Osaka Baysideで大阪公演を大成功で終了させており、東京・大阪合わせて約6000人を動員した。今回、オフィシャルレポートをお届けしよう。
<以下、オフィシャルレポートより>
会場諸注意アナウンスにKARAKURIの空栗ヒトハ・空栗フタバ(CV:秋奈)の声が流れると、その後にOPムービーが始まる。ムービーが終わるとハウリングの中4Uの3人が登場し会場は大きな歓声に包まれ、それを観た九条ウメ(CV:山下まみ)の「いくわよー!メロディーフラッグ!」の声でとうとうライブが始まった。OPムービーの時から会場の支配人達もうすうす勘づいていたかと思うが、今回の演奏も3rdライブと同様にバンドによる生演奏のようだ。やはり4Uのバンドの魅力を一番楽しむには生バンドの演奏が最適なのか、ステージ上の3人のテンションも開幕から非常に高い。駆け抜ける様に『メロディーフラッグ』が終わると次曲は鰐淵エモコ(CV:吉岡茉祐)の「いたずらの準備は出来てますか?」の煽りからの『TREAT OR TREAT?』。3rdライブでも大きく盛り上がった『TREAT OR TREAT?』のパワーはさらに磨きがかかっており、飛び交うレーザーの光の中3人は4Uのロックをかき鳴らし、2018年のナナシス最初のライブ開幕に相応しい一幕となった。
2曲を終えるとMCが始まる。冒頭はキャラとして話をしていた3人だが、MC後半からはキャスト本人達によるトーク内容となった。単独ライブ実現を前日まで嘘だと思ってたという信じられないくらいうれしいという気持ちや、新調されたロックらしいスタジャンの衣装や新しい楽器の話など新年の新たな4Uの装いの話題に花をさかせた。衣装は大阪を経ての東京公演では少し変更されているそうで、大阪公演にも来ていた人には特に新鮮な話であった。
MCが終わると再びのライブコーナー。九条ウメの「突っ走っていくわよ!」の宣言から始まった次のパートは、本当に突っ走るような新曲ラッシュ。2017年11月29日(水)に発売したばかりの4Uの1st Mini Album 『The Present “4U”』から『ROCKな☆アタシ』『パフェ・デ・ラブソング』『青空Emotion』の3曲を披露。4Uはメンバーそれぞれが自分の見せ場を心得ていて、攻撃的なギターリフが印象的な『ROCKな☆アタシ』では九条ウメがメインを張ってタイトル通りのROCKを、『パフェ・デ・ラブソング』『青空Emotion』ではそれぞれ佐伯ヒナと鰐淵エモコをメインに据えたキャラクター性と彼女達の音楽性がよくわかる4Uの世界観満載のステージが楽しめた。
新曲コーナーが終わるとMCからの動画コーナーが始まった。動画内容はキャスト3人が出演した「3Mラジオ(仮)」というラジオ番組。なんとこの動画はキャスト3人が勝手に自主制作し、使えるところがあったら使ってくださいと提出したものだという。自主性に溢れたロックな3人の番組は内容も3人の絆の深さがよくわかる和やかながらもロックな物だった。ライブで流すにあたってお蔵入りしたコーナーや映像もあったということなので、是非次の機会を作ってそちらも披露してもらいたい。動画の後には動画内容と紐づけられた形で『Hello....my friend』が披露された。ゲームをプレイ済みの方はご存知の通り、4Uにとって非常に大切な曲であるこの楽曲を生演奏でライブで聴けたことに会場は大きな歓喜に包まれた。
MCを挟んで次に披露された曲はなんと4Uの楽曲ではなくナナスタユニットの楽曲のカバー。4Uらしいバンドアレンジが施された上で大阪公演ではNI+CORAの『You Can’t Win』・東京公演ではサンボンリボンの『セカイのヒミツ』を披露し、その後は大阪・東京共にWITCH NUMBER 4の『SAKURA』が披露された。『You Can’t Win』ではしっかり「バッキュン」も再現し会場全体のハートを見事に打ち抜き、東京公演で披露された『セカイのヒミツ』では原曲の持つふわふわとした空気をピアノで残しつつもタイトなドラムがリズムを牽引する楽曲へ変貌、合間の歌詞を4U風にアレンジするなどの嬉しいサービスも盛り込まれた。ピアノの前奏から始まった『SAKURA』は4U色にアレンジされながらも曲の持つエモーショナルはしっかりと残っており、涙を流す支配人の姿も多くみられた。
続いてのパートでは再び4Uの楽曲が披露されていく。『ワタシ・愛・forU!!』では楽曲の頭に3人がサングラスをかけていく悪戯心に溢れた演出が挟まれ、『Crazy Girl’s Beat』では曲中に改めてのメンバー紹介パートが行われた。メンバー紹介パートではメンバーそれぞれの卓越した演奏テクニックが披露され、会場から大きな歓声が上がった。そしてそのまま『Lucky☆Lucky』『プレゼント・フォー・ユー』へ。『Lucky☆Lucky』ではコールアンドレスポンスで会場の一体感が高まり、そして本編ラストの『プレゼント・フォー・ユー』を大団円で締めくくり、彼女達は「ありがとー!」の声と共に楽器を残し去って行った。
が、ライブはまだ終わらない。「アンコール」と「4U!」のコールの中、大阪公演ではKARAKURIの『-Zero』・東京公演では同じくKARAKURIの『B.A.A.B』が流れ出し、サプライズでKARAKURIが登場すると見せかけて、踊りながら4Uの3人が再登場。クールに踊り始めたと思いきや3人でじゃれ合ったり楽曲の途中で組体操をしたり謎のやり取りが入ったりと、単独ライブならではのお遊び感満載なステージとなり、観客を楽しませようというサービス精神が感じられた。
東京公演ではさらにここで大阪で披露したNI+CORAの『You Can’t Win』を追加で披露。あまりにも盛り上がっているので急遽の追加ということで、バンドのライブらしくその場のノリとグルーヴを大切にした4Uの心意気に会場は熱狂し、駆け抜ける様な疾走感のある曲ながら濃密な時間となった。
そうして今度こそ本当のアンコールコーナー。キャスト3人は「皆何聴きたいー?」と会場の支配人達から楽曲の要望を募る。その結果決まった楽曲は大阪公演は『TREAT OR TREAT?』と『Lucky☆Lucky』の2曲で、東京公演では『Crazy Girl’s Beat』と『Lucky☆Lucky』。2度目の披露ながらも圧倒的パワーで4Uのロックを会場に刻み付け、ラストの『Lucky☆Lucky』は熱気と多幸感にあふれたこの日最高潮の熱をみせてくれた。
そうして舞台は終幕へ。お馴染みのBGMの中会場の支配人達に最後の挨拶を済まし去って行く3人の姿には、やり切った充足感が満ちていた。新年の大阪・東京で約2時間に渡って繰り広げられた『4U 1st Live!!!「The Pres“id”ent 4U」』、2018年のナナシスの躍進を確信させる大成功のLiveはこうして幕引きとなった。
尚、公演後、Tokyo 7th シスターズ公式HPでは今回のLiveを記念して、本公演でのLive衣装に身を包んだ4Uメンバーのイラスト壁紙をプレゼントするという粋な計らいも。是非とも公式Twitter ・ 公式HPを確認しよう。
イベント詳細
■4U 1st Live!!! 「The Pres”id”ent 4U」 in Osaka&Tokyo
▼開催日時:
大阪公演 2018年1月21日(日) 開場15:30 開演16:30
東京公演 2018年2月3日(土) 開場15:30 開演16:30
▼会場:
大阪公演 Zepp Osaka Bayside
東京公演 TOKYO DOME CITY HALL
▼出演:
長縄 まりあ(佐伯ヒナ役)/ 吉岡 茉祐(鰐淵エモコ役)/ 山下 まみ(九条ウメ役)
セットリスト
▼大阪公演
1. メロディーフラッグ
2. TREAT OR TREAT?
3. ROCKな☆アタシ
4. パフェ・デ・ラブソング
5. 青空Emotion
6. Hello...my friend
7. You Can’t Win ~NI+CORA Cover~
8. SAKURA ~WITCH NUMBER 4 Cover~
9. ワタシ・愛・forU!!
10. Crazy Girl’s Beat
11. Lucky☆Lucky
12. プレゼント・フォー・ユー
13. –Zero ~KARAKURI Dance Cover~
EN. TREAT OR TREAT?
EN2. Lucky☆Lucky
▼東京公演
1. メロディーフラッグ
2. TREAT OR TREAT?
3. ROCKな☆アタシ
4. パフェ・デ・ラブソング
5. 青空Emotion
6. Hello...my friend
7. セカイのヒミツ ~サンボンリボン Cover~
8. SAKURA ~WITCH NUMBER 4 Cover~
9. ワタシ・愛・forU!!
10. Crazy Girl’s Beat
11. Lucky☆Lucky
12. プレゼント・フォー・ユー
13. B.A.A.B ~KARAKURI Dance Cover~
EN. You Can’t Win ~NI+CORA Cover~
EN2. Crazy Girl’s Beat
EN3. Lucky☆Lucky
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