
サイバネットシステム<44312>は、同社が販売・サポートするVR設計レビュー支援システム「バーチャルデザインレビュー」の最新バージョン2.0を4月より販売すると発表した。同システムは、データ変換することなく3D CADのデータをVR空間に投影し、遠隔地を含む複数人が同一のVR空間でコミュニケーションを取りながらレビューすることができるシステムだ。
今回のバージョンアップでは、VR空間にデスクトップ画面を表示するリモートデスクトップ機能を追加している。これにより、VR空間の中で3D CADを操作して形状を修正したり、パソコンに保存されている資料やWEBブラウザの閲覧等ができる。修正した結果はリアルタイムに確認可能だ。
また、レビュー終了後に指摘事項を簡単に振り返るためのユーザビリティが向上したという。これにより、VR設計レビューが終わった後でも、レビュー結果の振り返りや参加しなかった人と情報を共有できる。
■ V2.0の主な機能強化
1.リモートデスクトップ機能
バーチャルデザインレビューにつながっているPCの画面をVR空間にバーチャルスクリーンとして表示できるようになった。VR空間でデザインレビューの最中にCADを操作して形状を変更したり、アニメーションの開始等の操作をすると、その結果をリアルタイムにVR空間で見ることができる。
2.レビュー結果確認のユーザビリティ向上
・VRデザインレビューの結果の保存
形状タグ、テキストタグ、音声タグなどのスマート付箋を付けた位置を記録、保存し、次回バーチャルデザインレビューを起動した時に再現できるようになった。この機能を利用することで、あらかじめレビューするポイントにマークをつけておいたり、レビューした結果を後で見返したり、時間が合わなかったレビュワーが後でレビューしたりという使い方が可能になる。
・ヘッドマウントディスプレイを装着しなくてもレビュー結果が確認可能
画面上でもVR空間に記録したコメントの位置や内容などの指摘事項を確認することができるようになった。ヘッドマウントディスプレイを装着しなくても、全体を俯瞰してレビュー内容を確認ができる。また、指摘事項を番号で確認することができるため、チェック漏れ防止にも役立つ。
・VR管理画面(VDR マネージャー)でドキュメント等の表示準備
VDRマネージャーの管理画面からもVR空間にドキュメントやバーチャルカメラ、切断面を表示させることができるようになった。事前にドキュメントやバーチャルカメラを最適な位置に準備しておいたり、レビュー中にVR空間のレビュワーに指示を出すことができる。
3.その他
その他にも、以下の機能強化・機能追加となった。
・軸に沿った断面の移動ができるようになりました
・ターンテーブル機能を追加しました
・干渉チェック時の振動を分かりやすくするため、大きくしましたVR空間に表示するドキュメントを拡大縮小できるようにしました