NetEase、第1四半期の増収減益 高採算の自社タイトルの収益が低下 マーケティング費や研究開発、採用費が重し トピックスに『荒野行動』の収益化

『荒野行動』や『陰陽師』で知られるNetEaseは、5月16日、第1四半期(1-3月)の決算を発表し、売上収益は前年同期比3.9%増の142億人民元(約2400億円)と増収となった。主力のゲーム事業が前年同期比で18.4%減の88億人民元(1532億円)と減収となったものの、EC事業の売上収益が倍増の37億人民元と大きく伸びた。

また、純利益は7億5190万人民元(約130億円)となり、前年同期の39億人民元(約680億円)から大きく減らした。『陰陽師』など採算性の高い自社開発のタイトルの収益が落ちたことで粗利益が低下したことに加え、オンラインゲームのマーケティング費用や、研究開発投資、ハイスキルな人材採用などの営業費用の増加が重しになったという。

なお、トピックスとしては、『荒野行動 Knives Out』と『ターミネーター2(Terminator 2: Judgment Day)』の収益化の推進をあげている。特に『荒野行動 Knives Out』については、日本のトップチャートで首位を獲得するなどが海外市場で好調だった旨が言及されている。

 
▲オンラインゲームの四半期別の売上収益と粗利益率の推移。前年同期比でマイナスとなったが、前年同期が良すぎたという感もある。
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