三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、8月11日付のスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>のレポートで、ソーシャルゲームとオンラインゲームが利益成長のけん引役になると指摘している。
同証券によれば、ソーシャルゲームは大型タイトルの投入効果などで伸び、オンラインゲームについては「PS3」向けのファイナルファンタジー14の課金サービスの開始と新タイトルの投入効果が期待できるとのこと。
ソーシャルゲームの業績については、2011年3月期は売上高30億円・営業利益15億円推定だが、今期は売上高60億円・30億円、来期100億円・50億円、再来期170億円・85億円になると予想している。ソーシャルゲームには、iPhoneアプリも含まれている模様。
また、オンラインゲームの業績は、前期は売上高80億円・営業利益40億円、来期70億円・40億円、再来期100億円・50億円になるとしている。オンラインゲームには、「ニコッとタウン」や「戦国IXA」などブラウザゲームも含まれている。
なお、同証券では、スクゥア・エニックス株式のレーティングを「Neutral」の継続とし、今後12ヵ月間の目標株価については1240円から1630円に引き上げた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)