アエリア<3758>は、「ブロックチェーン・トレカ」と「ブロックチェーンエスクロープラットフォーム」の正式サービスを7月18日19時30分より開始したことを発表した。
■「ブロックチェーン・トレカ」とは
トレーディングカードをゲーム運営会社のサーバー上で管理するのではなく、改竄がほぼ不可能なかたちで記録・流通できるブロックチェーン技術を利用することで、トレーディングカードをデジタルアセットとして一枚単位で登録・発行・流通させる方式を採用したサービスとなる。これにより同社は、これまで単独で価値を持たせる事が難しかったデジタルアセットに対する価値創造と向上に取り組んでいく。
また、本プラットフォームを活用し、これまでデジタル上に載せることが叶わなかった素材を、新たなデジタルアセットとして販売・提供することで、新たな体験を創造していくことを目指していく。購入したトレーディングカードにはそれぞれ属性があり、使用するカードや属性による相性と、画面をタップするタイミングで勝敗が決まるカードバトルゲームを楽しむことができる。また、一定のポイントが溜まったカードには豪華なエフェクトが付加される。
※カードの属性、ゲームのポイント、付加されるエフェクトは「ブロックチェーン・トレカ」のゲーム内だけで利用されるもので、ブロックチェーンに記録されない。記録される情報はカードの保有状況のみとなる(カードの所有者が変わるとカードの属性、ゲームのポイント、付加されるエフェクトはリセットされる)。
■「ブロックチェーン・トレカ」第一弾は「DYNAMIC CHORD」
「ブロックチェーン・トレカ」第一弾として、「DYNAMIC CHORD」のキャラクターたち16名が登場する。16人のキャラクターのトレカを各100枚ずつ限定で販売し、再販は予定していない。トレカを購入できる通貨はビットコイン(BTC)とモナコイン(MONA)のみとなる。今後も魅力的なキャラクターや作品のラインアップを増やしていくことで、より多くの方に楽しんでもらえるようなサービスを展開していくという。
▼「ブロックチェーン・トレカ」の購入方法について
「ブロックチェーン・トレカ」販売サイトへのユーザー登録が必要となる。
・『ブロックチェーン・トレカ』販売サイト
https://blockchain-card.com/
トレカの購入は仮想通貨の「BTC(ビットコイン)」「MONA(モナコイン)」のみの対応となる。仮想通貨の購入には仮想通貨取引所でのアカウント開設が必要となる。Zaifなどの仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する必要がある。
・仮想通貨取引所・販売所「Zaif」(ザイフ)
https://zaif.jp/
トレカを受け取るためにはデスクトップウォレットの受信用アドレスが必要となる。パソコンの場合「NanoWallet」、スマホの場合「NEMWallet」などのデスクトップウォレットをダウンロードして準備しよう。
「NanoWallet」ダウンロードサイト(Windows、MacOSの場合)
https://nem.io/downloads/
「NEMWallet」ダウンロード(iOS、Androidの場合)
iOS版はApp Storeで「NEM Wallet」、Android版はGoogle Playで「NEM ウォレット」で検索してインストールする。
■「ブロックチェーンエスクロープラットフォーム」も同時にサービス開始
アエリアブロックチェーンプロジェクト第2弾となる本サービスは、ブロックチェーン上のデジタルアセットを取引時における、悪意ある売り手が商品を送らなかったり、買い手が代金を送らなかったりというトラブルが発生する問題を解決するためのサービス。売り手と買い手のユーザー双方が、安心して取引をできるよう、NEMのマルチシグの仕組みを使い、同社がエスクローエージェントとして安全に取引を成立させる仕組みを提供する。
サービス開始時は、NEMのブロックチェーン上のデジタルアセットに対応しており、取り扱える商品は「ブロックチェーン・トレカ」のトレーディングカードのみとなるが、同社のサービスのものにかかわらず、広く一般に利用できるエスクロープラットフォームとして展開していく。
・「ブロックチェーンエスクロープラットフォーム」サイト
https://escrow.aeria.jp/
会社情報
- 会社名
- 株式会社アエリア
- 設立
- 2002年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3758