アエリア<3758>は、本日(8月12日)、第2四半期(1~6月期)の連結業績を発表し、売上高は前年同期比30.8%増の36億8200万円となった。主力のオンラインゲーム配信事業が順調に推移したことに加え、アクワイアの業績伸長が主な要因だった。
営業利益は2億0400万円(前年同期8900万円の赤字)、経常利益1億8300万円(同8400万円の赤字)だった。増収効果で黒字転換を達成。ただ、広告宣伝費の増加に加え、持分法投資損失を計上したことにより、当初の予想は下回った。
営業利益、経常利益は黒字となったものの、四半期純損益は7900万円の赤字(同1億5200万円の赤字)となった。これは、当初予定していた収益を見込めなくなった一部タイトルで減損損失を計上したほか、一部持分法適用関連会社で持分法による投資損失を計上したため。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■オンラインゲーム事業は売上高24億7000万円、営業利益800万円だった。国内外でオンラインゲームを配信しており、会員数が2000万人を突破するなど売り上げは伸びたものの、円高の進行やコスト削減効果の発現が利益率の低下につながったとのこと。
■ゲーム開発事業は、売上高8億1100万円、営業利益1億5300万円だった。アクワイアが発売したPSP用ソフト「AKIBA'S TRIP」の販売が好調に推移した。
■ITサービス事業は、売上高6億1200万円、営業利益3400万円だった。データーセンターを手がけるエアネットと、ネットワークエンジニアを派遣するスリーエスが安定した収益を獲得した。
■不動産賃貸事業は、売上高2800万円、営業利益1100万円。アエリアエステートで安定した収益を計上した。
■2012年12月通期の見通しと取り組み
2011年12月期は、売上高75億円(前期比17.9%増)、営業利益5億6000万円(同747.1%増)、経常利益6億2000万円(前期400万円の赤字)、当期純利益2億6000万円(同6億6100万円の赤字)を見込む。
同社では、国内ではオンラインゲーム事業の登録会員数が順調に増加しており、今後も、複数のオンラインゲームタイトルの投入を予定している。海外子会社では、北米・欧州、南米をはじめとするオンラインビジネスが成長豊な国々において、オンラインゲームを中心とするエンターテイメントビジネスの展開を強化する。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アエリア
- 設立
- 2002年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3758