SCRAPは8月10日、幕張メッセで翌8月11日から始まる『ドラゴンクエスト』とコラボしたリアル脱出ゲーム×ドラゴンクエスト「大魔王ゾーマからの脱出」の先行体験会を実施した。本稿では体験会の様子をレポートしていく。
■むらびとは せかいを すくうために たびだった!
SCRAPのリアル脱出ゲームと国民的RPGシリーズ『ドラゴンクエスト』(以下、『ドラクエ』)がコラボした「大魔王ゾーマからの脱出」。本イベントでは、幕張メッセ展示ホール9~11に渡る広大な敷地を歩き回り、大魔王ゾーマを倒すための謎を解いていくことになる。
入り口となるのは幕張メッセ展示ホール9~11の2階。ここで受付をすると出発地点となる「はじまりの村」まで案内される。筆者は今回プレミアムチケットで入場したのだが、その特典としてはじまりの村に向かう前にとある「宿屋」に立ち寄ることになる。宿屋内にはツボやタルなどがあり、『ドラクエ』ならではの演出を体験できた。
▲プレミアムチケット購入者のみがもらえる宝箱ボックス。中には「ドラゴンクエスト メタリックアイテムズギャラリー さいごのカギ 大魔王ゾーマからの脱出バージョン」が入っている。
▲扉を開け、いざ『ドラクエ』の世界へ!
本公演は4人でパーティを組んで進めることになる。人数が足りない場合は、『ドラクエ』でお馴染みの「ルイーダの酒場」に案内されるので、そこで仲間を見つけて4人のパーティを組もう。ちなみに筆者はこの日2人で参加し、ルイーダの酒場にて2人の心強い仲間たちと出会うことができた。このように、例え3人以下のメンバーで訪れても参加できるので安心して欲しい。
4人パーティができたら「はじまりの村」でオープニングを見ることに。どうやら、我々の世界に大魔王ゾーマが現れてしまったようだ。頼みの綱である勇者姫アンルシアも囚われてしまい、町や村はモンスターたちの襲撃にあっているらしい。勇者が囚われてしまったという絶望の中、“勇者でも戦士でもない村人”の4人が立ち上がる、というストーリーだ。
▲旅立つ決意をした村人は、その意志を酌んだ賢者ホーローに導かれる。
オープニングが終わると、はじまりの村を出た先にある「ダーマ神殿」に向かい、各自「占い師」「踊り子」「商人」「旅芸人」の中から1つを選び、転職を行う。
▲1つのパーティにつき1つ配布された謎解きキット。
▲封筒の中には職業ごとの冒険の書が入っていた。
転職をしてそれぞれが職業に就いたら、遂に冒険の開始だ。3ホール分の広さを使った会場は圧巻で、いたるところに町やほこらなどの施設が点在している。会場に一歩入ればすぐに『ドラクエ』の世界の住人になったことを実感できるはずだ。
ただ、広い会場ではあるものの、どこに行けば良いのかは冒険の書に書かれているため、迷う心配はない。冒険の書に書かれた指示に従い、歩を進めよう。
本公演は章仕立てになっており、各章でメインを担う職業が異なるのもポイントだ。占い師、踊り子、商人、旅芸人がそれぞれ活躍できる場が設けられており、全員がパーティのリーダーを務められるように工夫されている。
▲冒険の書が、我々を次の目的地へと導いてくれる。目的地が判明したら、地図を見てその場所を探そう。これはまさに旅だ。
謎解きはもちろんだが、『ドラクエ』らしく村人に話しかけたり、様々なイベントに参加したりといった場面もある。まさに『ドラクエ』の世界そのままなので、シリーズファンであるなら興奮は必至。例え『ドラクエ』を知らずとも、非日常の世界観を味わえる空気は楽しむに十分だ。
▲各所で『ドラクエ』の登場人物たちに出会える。本公演だけのオリジナルストーリーを存分に堪能していただきたい。
▲会場には色々な施設がある。これらの施設を周り、大魔王ゾーマのもとに向かおう。
▲また、会場の至る場所には『ドラクエ』らしい小ネタが満載。これらを見つけながら冒険をするのも楽しい。
挑戦開始から約3時間。謎を解き、辿り着いた先に待つのは「大魔王ゾーマ」との熱き戦いだ。筆者たちのパーティは全員の知恵と閃きで、何とかノーコンティニューで大魔王ゾーマを倒すことができた。また、話を聞くところによると、どうやら筆者たちのパーティがこの日のトップ通過とのこと。リアル脱出ゲームには何度か参加しているが、この喜びは計り知れない。
ネタバレ禁止なので深くは書けないが、大魔王ゾーマとの戦いの演出は想像以上のものになっている。『ドラクエ』ファンならずとも心が奮い立たされること間違いなしだ。ちなみに、クリアしてしまうと再入場はできないので、大魔王ゾーマに挑む前に心行くまで会場内を歩き回ることをオススメする。
▲クリアしたパーティは、高難易度クエストの持ち帰り謎がもらえる。大魔王ゾーマにやられても1人1000ゴールド支払えばその後、何度でもコンティニューできるので、諦めず撃破に挑戦してみよう。
■グッズも もりだくさん。ここで「そうび」していこう
本公演ではグッズの販売もあり、入り口と会場内で購入可能だ。購入したグッズを「そうび」して挑めば、より世界観に入り込んで冒険ができるだろう。特に、会場内にある「道具屋」での購入がオススメ。趣のあるグッズ販売だ。
▲記念になるようなグッズがずらり。
▲グッズを2000ゴールド(2000円)以上購入すると入れる「ぱふぱふ部屋」。バニーガールのお姉さんたちが眩しい。体験してみたが、柔らかな心地良さに包まれる素晴らしい「ぱふぱふ」だった。
「大魔王ゾーマからの脱出」オリジナルグッズ
▲クリップボード(大魔王ゾーマ)。
▲クリップボード(モノグラム)。
▲ステッカーシート。
▲大魔王ゾーマのmimiペン。
▲Tシャツ。
▲ナゾトキクリアファイル。
本公演は、8月11日から8月19日まで。チケットには当日券もあるようなので、本稿を読んで気になった方は公式サイトをチェックして、友だちや家族とパーティを組んでぜひ挑戦してもらいたい。この夏、忘れられない思い出になるはずだ。
【リアル脱出ゲーム×ドラゴンクエスト「大魔王ゾーマからの脱出」開催概要】
■会場
幕張メッセ 展示ホール 9~11
〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1
■開催期間
2018年8月11日(土)・12日(日)・13日(月)・14日(火)・15日(水)・17日(金)・18日(土)・19日(日)
■チケット
【プレミアムチケット】
一般:8,200円
学生:7,700円
小学生:6,200円
【通常前売券】
一般:4,200円
学生:3,700円
小学生:2,200円
(取材・文 ライター:谷山ヒロト)
■関連サイト
リアル脱出ゲーム×ドラゴンクエスト『大魔王ゾーマからの脱出』
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会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)