【TGS2018】『テイルズ オブ クレストリア』は"愛しき咎我人と出会うRPG"に…新キャラ「イージス」「ユナ」「オウレン」を初公開!


9月20~23日までの期間、千葉県・幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2018」。

バンダイナムコエンターテインメントブースのステージでは、9月22日11:00より、『テイルズ オブ』スマホアプリ最新作「テイルズ オブ クレストリア」情報局を開催した。なお、本ステージには『テイルズ オブ クレストリア』プロデューサーの田川智美氏、神風動画・代表取締役の水﨑淳平氏、さらにゲストとしてカナタ・ヒューガ役の天﨑滉平さん、ミゼラ役の石川由依さんが登壇した。本稿では、その模様をお届けしていく。


▲写真左から順に、『テイルズ オブ クレストリア』プロデューサーの田川智美氏、神風動画・代表取締役の水﨑淳平氏、声優の天﨑滉平さん、石川由依さん。

まずは田川氏より、本作の概要が紹介された。『テイルズ オブ クレストリア』は「スマホから始める、新しい『テイルズ オブ』」として、完全新規キャラクターによるゼロからの物語を、スマホならではのアプローチで展開していくという。田川氏は「いつでもどこでも気軽に遊べる敷居の低いタイトルとして盛り上げていきたい」と語った。
 
続いて、本作の世界観やあらすじを天﨑さんと石川さんが紹介。『テイルズ オブ クレストリア』の世界では、「ビジョンオーブ」の着用が世界中の人に義務付けられている。ビジョンオーブは着用者の見る情報を記録し、ビジョンセントラルに送って映し出すことができるというもの。ビジョンセントラルは村の広場や教会などに置かれており、ここで共有された情報をもとに人々は「制裁の祈り(有罪投票)」を行うことができるという。人々から一定量の有罪投票を集めて罪と認定された者は身体の一部に罪の刻印が刻まれ、罪人を捌く「執行者」が現れるという仕組みとなっているとのこと。


▲田川氏は、SNSなどで個人が様々な情報を発信する現代を重ね合わせ、本作の世界でもひとりひとりの住人が情報を発信してシェアし、それぞれが罪の裁きを下すことができる世界設定となっていると説明。「何が罪なのか」「誰を裁くのか」というテーマは多くの方にとって身近なテーマになっているのではないかと話した。
 
【あらすじ】
罪を犯した人間を、人々が祈りによって裁くため「ビジョンオーブ」の所持が義務付けられた世界。村を治める修道士のひとり息子「カナタ」は、修道院で暮らす孤児の少女「ミゼラ」にほのかな恋心を抱いていた。運命の夜、悲劇に見舞われたミゼラを救うため、カナタは重大な罪を犯してしまう。そして、ミゼラもまた、カナタを守るために罪に手を染める。その結果、ビジョンオーブによる人々から制裁を望まれてしまったカナタとミゼラは、「執行者」に追われる身「咎我人(とがびと)」となる。そんな中ふたりが出会ったのは、「咎我鬼(とがおに)」と呼ばれ、世界から忌み嫌われ恐れられている存在、「ヴィシャス」だった――。

「選ばせてやるよ、罪に飲まれるか、罪を喰らうか……!」


ここからは、既に情報が公開されている「カナタ」「ミゼラ」「ヴィシャス」のキャラ詳細を改めて紹介。


▲本作の主人公で天崎さん演じるカナタ・ヒューガは、村を治める修道士の一人息子。「弱き者を守る」という強い正義感を持っているが、素直すぎるがゆえに敬遠されることも。ビジョンオーブの仕組みに心酔していたが、自身が罪人になったことで世界の歪さに気付く。
 

▲一方、本作のヒロインとなるミゼラは、カナタの父親が治める修道院で育った孤児である。常に自分を見失わない芯の強さと、カナタを救うためなら手段をいとわない危うさを持ち合わせている。ヴィシャスに救われて共に旅立つも、カナタを悪い道へと誘う咎我鬼へ終始強い敵意を向けている。

 
▲内田雄馬さん演じるヴィシャスは、「咎我鬼」と呼ばれ世界から憎まれ恐れられている存在。自身の「好きに生きる」をモットーに飄々とした性格である。"とある場所"を探すための旅の道中で、罪人となったカナタとミゼラと出会い救う。さらに、ふたりの助けとなる特別な力を持っているとか。
 

▲会場では、内田雄馬さんからのビデオメッセージも公開された。収録時の様子から、ヴィシャスはカナタとミゼルに非常に強い影響力を与える人物になるのではないかと内田さんは話した。

ここで、中田ヤスタカ氏と神風動画の豪華タイアップにより制作されたコンセプトムービーが上映された。

【テイルズ オブ クレストリア】コンセプトムービー

 
▲改めて、中田ヤスタカ氏や神風動画についての紹介も行われた。

コンセプトムービーを作るにあたって水﨑氏は「これまで名立たるスタジオの方々が関わってきた『テイルズ』シリーズを手掛けるということで、自分たちの強みは何だろうと考えました」とコメント。その中で、表現の幅は多いのではという点から、今回の世界観に沿わせる形でコンセプトムービーを作り上げていったのだと経緯を語った。先ほどの話にもあった通り、個人が自分のことを決められない世界で、自分の存在をセル画の輪郭に例え、制約の中に生きるカナタやミゼルの姿を描いているのだという。


▲映像の最後では、もとの世界とは異なるルールで生きているヴィシャスに出会ったことから自分を見つけたことからビジョンがくっきり描かれるという表現が成されている。今後も、神風動画による映像展開が予定されているとのこと。

さらに、本ステージで初公開となる新キャラ「イージス・アルヴァ」「ユナ・アゼッタ」「オウレン・グランバーグ」を紹介する映像が上映された。また、その中で本作が「愛しき咎我人(なかま)と出会うRPG」と銘打たれていることが明かされている。

【テイルズ オブ クレストリア】キャラクター紹介ムービー



▲鈴木達央さん演じるイージス・アルヴァは、非の打ちどころがない美形騎士で、ミダスメーグル国の若き騎士団長。正しいことを重んじる清廉潔白な性格ゆえに頭が固いところもビジョンオーブに絶対の信頼を置き、罪人となったカナタたちの前に立ちはだかる。
 

▲佐倉綾音さん演じるユナ・アゼッタは、敏腕ジャーナリストのお姉さん。明るい性格でノリですぐ嘘をつく。独特な方言を用いた軽口が絶えず適当に見える面もあるが、信条である"真実の追及"のためなら危険な行為に及ぶこともある。裏稼業の情報屋としてヴィシャスにも協力している。


▲安元洋貴さん演じるオウレン・グランバーグは、気さくな性格のくたびれたおじさん。常にやる気がなく、基本的にはダメ人間なので生活能力はない。妻のニーナと10歳になる娘のアウラがいるが、ほとんど妻の働いた金で暮らしている。
 
キャラクターデザインは、いのまたむつみさん、小林美由紀さん、奥村大悟さんが担当しており、それぞれのクリエイターが持つ素晴らしい個性がぶつかることで魅力溢れる面々が登場していると田川氏は語った。今回、紹介されたキャラを始め、彼らにはまだまだ隠されている詳細もあるほか、新たな登場人物にも期待してほしいとコメントした。

 
▲ステージ終盤には、ゲーム画面も少しだけ公開された。田川氏は「移動中でも手軽に遊べる」、「『テイルズ オブ』シリーズらしい爽快な体験を実現したい」といった特徴を挙げた。
 

▲事前登録者数はステージ開始時点で9万8000人集まっているとのこと。最大で累計召喚10回分のチケットがもらえる。
 

▲東京ゲームショウ出展記念として、Twitterで上記のキャンペーンが開催されている。公式Twitterをフォローして、キャンペーンツイートをRTした方の中から3名に会場で配られているオリジナルショッパーと、出演声優のサインが入り冊子のセットをプレゼントする。
 

▲『テイルズ オブ クレストリア』コーナーでは、本ステージ終了後より、オリジナルショッパーと冊子を配布している。

最後に、『テイルズ オブ クレストリア』情報局の単独生配信が決定したことも発表された。メインキャラクターである6人をより深く解説するほか、新情報についても続々と公開される予定。日程や出演者については、後日、公式サイトやSNSで改めてお知らせされるとのこと。
 


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(取材・文 編集部:山岡広樹)


 
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株式会社バンダイナムコエンターテインメント
設立
1955年6月
代表者
代表取締役社長 宇田川 南欧
決算期
3月
直近業績
売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
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