バンナム、アステラス製薬と運動支援アプリを共同開発 科学的根拠のあるプログラムとゲーム性の導入で継続的な運動を可能に

アステラス製薬がアプリで提供される運動プログラムを立案し、バンダイナムコエンターテインメントがアプリ内のコンテンツとソフトウェアの企画・開発を行い、科学的根拠のある運動プログラムの提供を目指し、ゲーム性を取り入れながら、継続的に運動する必要がある人を支援するアプリを目指す。Moffが開発したウェアラブル端末であるMoff Bandと連動させて使用することを想定しているという。
アステラス製薬は、医療用医薬品(Rx)事業で培ってきた強みと異分野の技術・知見を融合した、新たなヘルスケアソリューション(Rx+TM)の創出を目指しており、今回のアプリの共同開発は、この取り組みの一環。バンダイナムコエンターテインメントは、新規事業へのチャレンジの一環としてヘルスケアの分野でゲーム開発のノウハウを活かし、エンターテインメントの可能性を広げていく、としている。
両社によると、日本では20歳以上の男女の約17%がメタボリックシンドロームを「強く疑われる」とされ、約1000万人は糖尿病が「強く疑われる」と推計されているという。高齢化に伴い、健康寿命の延伸や医療費の抑制が重要な社会課題となる中、継続的な運動が生活習慣病の発症や重症化の予防策として重要視されている。しかし、実際にどのような運動プログラムが適切かという科学的根拠は示されておらず、継続性の面でも課題があった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)