サイバーエージェント、3月中間決算は営業利益9.7%増の291億円…ABEMA中心とするメディア事業の営業利益47億円と収益化進む

サイバーエージェント<4751>は、5月15日、2025年9月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高4212億1400万円(前年同期比3.4%増)、営業利益291億6900万円(同9.7%増)、経常利益291億7800万円(同8.0%増)、最終利益158億6300万円(同74.2%増)だった。

・売上高:4212億1400万円(同3.4%増)
・営業利益:291億6900万円(同9.7%増)
・経常利益:291億7800万円(同8.0%増)
・最終利益:158億6300万円(同74.2%増)
 

 

ゲームが減益となったものの、投資先行だった「ABEMA」を中心とするメディア事業の収益化が進んだことに加えて、ネット広告事業が堅調に伸びた。

 

■メディア&IP事業

「ABEMA」、「WINTICKET」等が属しており、重層的に売上を積み上げ、売上高は1127億2100万円(同12.4%増)と好調に推移し、営業利益は47億2900万円(前年同期2億8400万円の損失計上)となった。営業利益については、第1四半期で14億1600万円を計上しており、第2四半期では33億1300万円を稼いだ計算となる。収益化は始まったばかりだが、凄まじい伸びである。

 

■インターネット広告事業

インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部等が属している。新規開拓等が好調により高い増収率を継続し、売上高は2353億5600万円(同11.1%増)、営業利益は120億6500万円(同11.6%増)となった。

 

■ゲーム事業

Cygames、アプリボット、Colorful Palette、サムザップ等が属している。前期2月1日に発売しヒットしたコンソールゲームの反動があったものの、新規タイトルや周年記念等が奏功し、売上高は897億1300万円(同20.1%減)、営業利益は187億0700万円(同13.9%減)となった。

 

■投資育成事業

コーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は6億2800万円(同28.6%減)、営業損失は7億4900万円(前年同期9億6000万円の損失計上)となった。

 

■2025年9月期の見通し

2025年9月期の業績は、売上高8200億円(前期比2.3%増)、営業利益420億円(同4.8%増)、経常利益420億円(同5.8%増)、最終利益210億円(同31.4%増)、EPS0.00円を見込む。

・売上高:8200億円(同2.3%増)
・営業利益:420億円(同4.8%増)
・経常利益:420億円(同5.8%増)
・最終利益:210億円(同31.4%増)

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:51.4%
・営業利益:69.5%
・経常利益:69.5%
・最終利益:75.5%

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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