セガ、25年3月期決算は経常益374%増の352億円と直近最高水準　リピート販売や新作タイトル、ライセンス収入好調　受取配当258億円も計上

セガの2025年3月期(第67期)の決算は、営業利益が前の期比373.7%増の111億円、経常利益が同374.3%増の352億円と大幅増益を達成した。最終利益も323億円と前の期66億円の赤字から黒字転換した。経常利益と最終利益は直近で最高水準となった。

・売上高:1240億8200万円(同33.5%減)
・営業利益:111億0700万円(同373.7%増)
・経常利益:352億7400万円(同374.3%増)
・最終利益:323億0900万円(同66億5000万円の損失計上)

セガサミーホールディングス<6460>によると、フルゲームのリピートタイトルが好調だったほか、主力IPタイトルである『ソニック ×シャドウ ジェネレーションズ』『龍が如く８外伝 Pirates in Hawaii』は順調な販売だった。

また、ソニックのキャラクターライセンス収入もゲーム、映像作品のヒット等を背景として、順調に成長したとのこと。

『Football Manager 25』の開発中止に伴う損失計上があったものの、コンシューマ分野全体では利益率の高いリピート販売、ダウンロードコンテンツ販売、ライセンス収入等の好調を通じて、損失を補ったという。

なお、営業利益と経常利益の間で241億円の差額があるが、これは主に受取配当金258億円を営業外収益に計上したことによる。

業績推移は以下の通り。