Supercellは、11月14日、都内・丸ビルホールにて「『ブロスタ』発表イベント」を開催した。本稿では、会場にて発表されたゲームの詳細をレポートしていく。
また、『ブロスタ』発表にあたってSupercell CEOのイルッカ・パーナネン氏と、『ブロスタ』ゲーム開発チームのメンバーであるヨン・フランザス氏よりコメントが届いているので、そちらも併せて紹介していく。
◆イルッカ・パーナネン氏(Supercell CEO)
私たちの日本および世界における5つ目のゲーム『ブロスタ』をリリースすることを大変うれしく思います。私たちはいつも任天堂さんのような素晴らしい日本企業による数々の革新的なゲームにインスパイアされてきました。時間を掛けて『ブロスタ』を磨き上げてきた中で、モバイル上で3対3バトルと短いプレイ時間を融合させるというユニーク性が、このゲームの誇れる点だと考えています。
日本にはたくさんの情熱的なゲーマーの方々がいらっしゃると思いますが、是非、私たちと同じくらい、『ブロスタ』を好きになっていただけたら嬉しいです!
◆ヨン・フランザス氏(Supercell『ブロスタ』ゲーム開発チームメンバー)
誰もがプレイしやすいリアルタイムのチーム対戦型ゲームを作りたいと考えているなかで、『ブロスタ』が誕生しました。MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)やシューティングなどの対戦ゲームにインスパイアされながら、モバイル向けにソーシャル機能や競技性のあるゲームを作ることを意識しました。『ブロスタ』には、5分以内で楽しめる多彩なゲームモードを用意しています。
世界中で展開することはもちろんですが、特に日本の皆さまにプレイしていただくことが楽しみです!
私たちの日本および世界における5つ目のゲーム『ブロスタ』をリリースすることを大変うれしく思います。私たちはいつも任天堂さんのような素晴らしい日本企業による数々の革新的なゲームにインスパイアされてきました。時間を掛けて『ブロスタ』を磨き上げてきた中で、モバイル上で3対3バトルと短いプレイ時間を融合させるというユニーク性が、このゲームの誇れる点だと考えています。
日本にはたくさんの情熱的なゲーマーの方々がいらっしゃると思いますが、是非、私たちと同じくらい、『ブロスタ』を好きになっていただけたら嬉しいです!
◆ヨン・フランザス氏(Supercell『ブロスタ』ゲーム開発チームメンバー)
誰もがプレイしやすいリアルタイムのチーム対戦型ゲームを作りたいと考えているなかで、『ブロスタ』が誕生しました。MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)やシューティングなどの対戦ゲームにインスパイアされながら、モバイル向けにソーシャル機能や競技性のあるゲームを作ることを意識しました。『ブロスタ』には、5分以内で楽しめる多彩なゲームモードを用意しています。
世界中で展開することはもちろんですが、特に日本の皆さまにプレイしていただくことが楽しみです!
イベントが始まると、まずはSupercellで『ブロスタ』アジア担当 統括マネージャーを務めるクォン・ビョンミン氏が登壇。同氏より『ブロスタ』のゲーム内容についての紹介が行われた。
▲Supercellの『ブロスタ』アジア担当 統括マネージャーであるクォン・ビョンミン氏。
クォン氏は『ブロスタ』のゲーム詳細を明かす前に、Supercellの会社紹介や、どのようにして『ブロスタ』開発に行き着いたのかという経緯を話した。2010年にヘルシンキで設立されたSupercellでは、「最高のチームが最高のゲームを創る」という理念のもと、「何年もユーザーに遊ばれるようなゲームを作りたい」という想いを掲げてゲーム制作が行われてきたという。同社では、売れるゲームや人気を獲得したゲームより、何年もプレイされ続けてユーザーの記憶にも残るようなゲームが"ベストゲーム"であると考えられているとのことだ。そして、この目標を実現するためには、良いチームを作ることが必然であるとクォン氏は語る。
そうしした想いを持ってSupercellはこれまで、『ヘイ・デイ』『クラッシュ・オブ・クラン』『ブーム・ビーチ』『クラッシュ・ロワイヤル』という4本のタイトルをを世界中でリリースしてきた。今回、発表された『ブロスタ』は同社が約2年8ヶ月ぶりに発表した新作モバイルゲームで5本目のタイトルとなる。
ここからはゲーム紹介へ。まずクォン氏は、『ブロスタ』は3対3のチーム対戦型シューティングアクションで、それぞれのユーザーがユニークな武器や必殺技を使いながら敵チームと戦うゲームであることを明かした。同作には、5分以内で遊べる7種類のゲームモードが搭載されており、個性豊かなキャラをアンロックしながら、バンド(チーム)でリアルタイム対戦を繰り返していくのだという。
リリース時に実装されるキャラは、初期キャラの「シェリー」を含めて21人。それぞれ、リーグ報酬やガチャシステムで手に入れることができるとのこと。
▲初期キャラの「シェリー」は散弾銃で戦う。ハンサムな保安官の「コルト」は拳銃を使えるようだ。
▲レジェンドキャラの「クロウ」と「スパイク」も紹介された。「クロウ」は毒を塗った短剣を投げて戦える一方、子供っぽい性格の「スパイク」は手榴弾を投げて戦うそうだ。
また、各キャラには専用のスキンが用意されている。こちらはゲーム内で手に入るエメラルドで購入できるとのことだ。
7種のゲームモードについても紹介が行われた。
「エメラルドハント」は、敵チームと戦いながら、先にエメラルドを10個集めて最後まで守り切ったチームの勝利となる。エメラルドを所持しているときに敵にやられると落としてしまうので、攻防のバランスが重要となりそうだ。
ソロでもデュオでも遊べる「バトルロイヤル」は、10名のプレイヤーの中で最後まで生き残ることが目的のモード。パワーボックスに入っているアイテムを取得してキャラを強化し、激戦を勝ち抜こう。
そのほか、自分の星を守りながら、敵を倒して星を獲得していき、より多くの星を集めたチームが勝者となる「賞金稼ぎ」。相手チームが守っている金庫を壊し、自分たちのお宝を金庫破りから守ることが目的で、数分間の内により多くの星を盗み出したチームが勝者となる「強奪」。倒される前にマップに設置されたゴールに2ゴール決めたチームが勝者となる新感覚サッカーゲーム「ブロストライカー」などが楽しめる。
さらに、週末限定で遊べる「ロボットファイト(PvE)」や「ボスファイト」といったモードも。6名1チームで行う「ボスファイト」は、1人がボスとなり5人のキャラと戦う。5人チームは如何に早くボスを倒せるかが目的となり、ボス側のプレイヤーはより長く生き残ることが目的となるとのことだ。
新たなキャラやスキン、マップ、特別イベント、ゲームモードなどは今後も随時更新予定とのこと。
『ブロスタ』は本日(11月14日)より事前登録受付を開始しており、これを記念して事前登録者数が12月のグローバル展開までに世界中を通じて200万人に達した場合、2018年内にダウンロードしたすべての方に、シェリーの限定版「シェリースキン」をプレゼントすることも発表された。
最後にクォン氏は、「今までにない、プレイしやすいチームゲームを創る」とコメント。そのために、アクセスしやすいリアルタイムチーム対戦でPvPとPvEの対戦機能を盛り込んでいることや、5分以内で遊べるモバイルファーストの使用となっていること、ゲーム内イベントの実施で毎日遊べる施策を実施すること、ソーシャル性の高さといった特徴を実現しているとして発表の締めとした。
その後、イベントでは10月1日よりYouTuberとしての活動を開始したカジサックさん(キングコング・梶原雄太さん)が登壇し、初のゲーム実況に挑戦。先輩YouTuberであるドズルさんときおきおさんから、YouTuberとしての心得やゲーム実況のコツを学び、『ブロスタ』で3人のチームプレイを披露した。
▲先日、チャンネル登録者数が40万人を突破したというカジサックさん。街中では「YouTubeを見ています」と声を掛けられることも多くなってきたとか。
▲まずはご自身のイメージのみでゲーム実況にチャレンジ。後の振り返りで「ゲームに集中しすぎて笑顔を忘れていました」と反省を述べたものの、見事なプレイングに加えて、作戦や戦況を分かりやすく説明するなど初めてとは思えないほどの実況ぶりだった。
▲先輩YouTuberとして登壇したドズルさん(写真左)ときおきおさん(写真右)。きおきおさんからは「盛り上がるシーンを作る」「視聴者の目線を忘れずに」といったゲーム実況についてのアドバイスが送られた。
▲2人の実況を見て、心から楽しそうに実況することが大事という学びを得たというカジサックさん。
▲最後は3人でゲーム実況に挑戦。ガジサックさんは「一人で遊ぶのも楽しいが、こうして仲間と遊ぶことでさらに面白くなる」と感想を述べた。
また、イベント終盤にはカジサックさんが今後、サブチャンネルを立ち上げる予定であることを発表。そちらのチャンネルでは、本格的にゲーム実況を行っていくようで、自分の子供たちとゲームを遊んでみるなど、様々な構想があるようだ。
(取材・文 編集部:山岡広樹)
■『ブロスタ』
会社情報
- 会社名
- Supercell