【イベント】「World of Warships×アズールレーン コラボトークイベント in YOKOSUKA」をレポート……Yostarの3つの新規タイトル情報も公開に

4月6日、横須賀文化会館にて、オンライン海戦ストラテジー『World of Warships』(以下、WoWs)」と、大人気スマートフォン向けアプリ『アズールレーン』(以下、アズレン)のコラボレーションイベント「World of Warships×アズールレーン コラボトークイベント in YOKOSUKA」が開催された。

ステージにはMCのマフィア梶田氏、声優の立花慎之介さんと井澤美香子さん、『WoWs』より畑井翔氏(Wargaming Japan/World of Warships ASIA Publishing Producer)、『アズレン』より運営M氏(Yostar/広報)が登壇。『WoWs』と『アズレン』コラボの新情報や、Yostarの3つの新規タイトル情報が公開となった。

本稿では、新発表の内容を中心に、当日の様子をレポートする。
 

▲左からマフィア梶田氏、立花慎之介さん、井澤美香子さん、畑井 翔氏、運営M氏
 

■『アズレン』の人気キャラクター・愛宕、プリンツ・オイゲンらが『WoWs』の艦長として登場!

イベントではまず、MCの梶田氏が『WoWS×アズレン』コラボイベント『三笠大先輩の横須賀散策』の詳細を説明。
 

本イベントでは記念艦『三笠』が現存する神奈川県横須賀市にて、4月6日(土)〜5月26日(日)の期間に、横須賀の三笠ビル商店街を中心とした各店舗での『三笠大先輩の横須賀散策スタンプラリー』や、記念艦『三笠』艦内の特設スペースにて企画展『三笠大先輩のコラボ展』などが実施される。
 







ゲストの井澤さんは『WoWs』の公式番組にてMCを務める一方で『アズレン』ではネプチューン役を担当。冒頭の挨拶「どちらの魅力もお伝えできるよう頑張ります!」と意気込みを語った。『アズレン』の大ファンだという立花さんは「ファンの延長上としてここに立っています!」と気合十分な様子。『アズレン』のキャラクターである「オフニャ」をイメージしたTシャツを広げて見せ、会場の笑いを誘っていた。
 

続いて『WoWS』より、『アズレン』とのコラボ情報が公開。前年度に続き第2弾となる今回のコラボでは、『WoWS』に『アズレン』の人気キャラクター愛宕、加賀、雪風、ダンケルク、プリンツ・オイゲン、モントピリア、ネプチューンが艦長として登場することが発表。それぞれの新規ボイスも多数収録されている。

●愛宕(CV:茅野愛衣さん)
ユーザーからの人気アンケート上位に選ばれたという愛宕。『WoWS』にも最初期からいる重巡洋艦で、運営M氏は『アズレン』の“お姉さんキャラ”な部分が作品と一致していると言う。
 

●加賀(CV:茅野愛衣さん)
『WoWS』では艦載機を多く積める航空母艦として活躍。現在『WoWS』内で航空母艦の加賀を入手することができないが、今後は入手できるように変更すると発表した。
 

●雪風(CV:優木かなさん)
陽炎型駆逐艦の8番艦。新たに実装されるキャラクターの中でも、特に思い入れの強いキャラクターだと運営M氏は話す。
 

●ダンケルク(CV:原田彩楓さん)
四連装砲が前方に2門あるのが特徴の巡洋戦艦。『WoWS』内でどのフランス艦を実装させるか話し合った末、ダンケルクが採用されたという。
 

●プリンツ・オイゲン(CV:佐倉綾音さん)
ユーザーからの人気アンケートで、愛宕と並ぶ人気キャラクター。今回のコラボは、ユーザーからの声を積極的に反映しているそうだ。
 

●モントピリア(CV:高橋李依さん)
クリーブランドの姉妹艦。クリーブランドと比較するとリロードが遅いが、弾が命中しやすいというメリットがある。
 

●ネプチューン(CV:井澤美香子さん)
井澤美香子さんがキャラクターのCVを担当しているとのことで、会場からは拍手が起こっていた。ネプチューンのセリフには専門用語が多く、収録が大変だったと苦労話も語られた。
 

雪風とモントピリアについては、キャラクターモチーフデザインの特殊迷彩付きプレミアム艦艇も登場。雪風とモントピリアは『WoWS』では未実装なため、姉妹艦である陽炎とクリーブランドを微調整してのリリースとなる。
 


▲モチーフデザインはYoastarが担当。リボンを模したデザインが施されているなど、可愛らしい仕上がり。

また、『WoWS』のゲーム内の港画面が、『アズレン』風になるコラボレーション港が実装。さらに、『アズレン』に関するコレクションも追加。コレクションを全員集めると、後述する「吾妻」が艦長キャラクターとしてゲットできる仕組みだ。これらのコラボコンテンツは、5月1日に実装予定。
 



今回のイベントから初登場となるモントピリアと雪風の性能を披露するため、「Wargaming」チーム(畑井氏・井澤さん)と「Yostar」チーム(運営M氏、立花さん)に分かれて、『WoWs』での対戦が行われるゲームコーナーも。
 


 
『WoWs』プロデューサーがリーダーの「Wargaming」チームが有利と思いきや、ハンデとして畑井氏は艦のレベルを示すTierが「2」の三笠で出撃することに。さらに梶田氏は畑井氏に「横須賀で三笠を沈めたら分かってますよね?」と追い打ちのプレッシャーをかけていく。

ゲームが開始すると、「Yostar」チームの運営Mさんが三笠に向け、激しい砲撃を開始。「Tier2だから手加減して! 三笠大先輩が可哀そうだろ!」という梶田氏の悲痛な訴えも虚しく、三笠は轟沈。運営M氏、立花さんによる容赦ない猛攻が続き、「Yostar」チームが大勝利を収める結果になった。
 

■特別計画艦第2弾の発表など、『アズレン』新情報が多数公開!

『アズレン』特別計画艦第2弾として、北風、シアトル、フリードリヒ・デア・グローセ、ガスコーニュ、吾妻、ジョージアに関する情報が公開。4月18日より実装予定で、ジョージアは『WoWs』側にも今後実装される予定だ。
 

 

●重桜陣営・駆逐「北風」(CV:丹下桜さん)
最終的には造られることが無かった、秋月型駆逐艦の改良計画。『WoWs』では対空が強いといった、秋月の強化版になる。『アズレン』では“小さな戦国武将”をイメージしたキャラクターとなっている。
 

 

●ユニオン陣営・軽巡洋艦「シアトル」(CV:楠木ともりさん)
152mmの両用砲を使用する、実際には造られなかった計画艦。『WoWs』ではクリーブランドの強化版で、対空・支援を行う。『アズレン』では陽気で人懐っこいキャラクターとして表現されており、「〜っス」という口調が特徴。
 


●鉄血陣営・戦艦「フリードリヒ・デア・グローセ」(CV:生天目仁美さん)
ビスマルク級の発展系だが、WW㈼が開戦したことにより実際に建造はされなかった。今まではキービジュアルのみの登場だったが、今回のイベントで初めて実装が発表された。
 

●ヴィシア陣営・戦艦「ガスコーニュ」(CV:小松未可子さん)
リシュリュー級戦艦の改良型。無口・無表情なキャラクターだが、好感度を上げることでセリフに変化が起こるギミックを想定しているという。
 

●重桜陣営・超甲巡「吾妻」(CV:安野希世乃さん)
「Wargaming」が名付け親の、作品オリジナルの巡洋艦。装甲巡洋艦の「吾妻」という名前を継承しているという。『アズレン』では“優しいけどポンコツ”なキャラクターとして描かれる。
 


●ユニオン陣営・戦艦「ジョージア」(CV:下地紫野さん)
アイオワ級戦艦の計画案のひとつ。1発1発の攻撃は強いが、リロードが遅く、装甲がもろいというデメリットがある。
 

さらに、新機能「陣営技術システム」の情報が公開。艦船の練度を上げると技術ポイントが入手できるようになり、技術ポイントと資源を消費して、艦隊全体を強化を行う。強いキャラクターだけを育成するといった偏りを無くし、好きなキャラクターを自由に強化できるシステムを目指しているそうだ。
 

続いて、メディアミックス情報を公開。

●公式ノベライズ『アズールレーン Episode of Belfast』第3巻制作決定
 

●公式4コマ『アズールレーン びそくぜんしんっ!』コミックス化決定
 

●リーフレット『アズールレーン びそくぜんしんっ!横須賀出張版』配布中
 

●公式コミカライズ「アズールレーン Queen's Orders」コミックス第1巻発売決定
 

新コンテンツとして、「三笠大先輩と学ぶ世界の艦船」、「アズレン すて〜しょん」という動画配信も発表された。

●「三笠大先輩と学ぶ世界の艦船」
戦艦三笠と一緒に、さまざまな艦船について学習できるコンテンツ。詳細情報は近日公開予定。
 

●「アズレン すて〜しょん」
ユニコーン・高雄・エクセター役の加隈亜衣さんと、汎用型ブリ・試作型ブリMkII役の下田麻美さんがMCを務め、ゲーム情報を発信する新番組。音声だけではなく、キャラクターの動きも楽しめる番組になるそうだ。
 

 
老舗染物屋「京屋」やルイ・ヴィトン、人気VTuberとのコラボ情報も公開となった。
 




 

さらに、コンパイルハートが開発中のPS4ソフト『アズールレーン クロスウェーブ』についての新情報も解禁。新キャラクターの島風(CV:早見沙織さん)、駿河(CV:遠藤綾さん)のイラスト、ラフが公開となった。ちなみに、島風と駿河は今後アプリにも実装される予定だ。
 

●島風(CV:早見沙織さん)
 

 

●駿河(CV:遠藤綾さん)
 

同期の凸凹コンビという設定の島風と駿河。ストーリーモードでは、2人の視点でオリジナルエピソードが展開する。総収録ボイス数は1万4000以上と、大ボリュームのシナリオが期待できそうだ。
 




『アズールレーン クロスウェーブ』のOP主題歌を担当するのは、島風役の早見沙織さん。限定版の購入特典は、島風のデフォルメフィギュアであることも発表された。
 


 

■Yostarの3つの新タイトルも発表


『アズレン』の新情報に続き、Yostarの新規タイトルである『雀魂 -じゃんたま-』、『アークナイツ』、『Epic Seven-エピックセブン-』に関する情報が発表された。

●『雀魂 -じゃんたま-』
2019年春リリース予定の麻雀ゲーム『雀魂 -じゃんたま-』。オンラインマッチングのほか、友達同士の通信対戦も可能で、初心者でも楽しめるシステムになっているとのこと。人気麻雀作品とのコラボレーションもやっていきたいという展望も語られた。
 




●『アークナイツ』
ティザーサイトが公開されていた『アークナイツ』の最新PVが公開。2019年内リリース予定。現在はクオリティアップを目指し、鋭意開発中とのこと。
 




●『Epic Seven-エピックセブン-』
2019年配信予定のアプリゲーム『Epic Seven-エピックセブン-』。壮大なBGMと、迫力のあるアニメーションが目を引くPVになっており、運営M氏は「気合の入ったゲームになっているので、楽しみにしていてほしい」とアピールした。
 



『WoWs』、『アズレン』の新情報の加え、3つの新規タイトルの情報が公開されるなど、かなりの大ボリュームとなったコラボトークイベント。
 

締めの挨拶では畑井氏が今後もコラボを継続して行きたいと話すなど、イベントは最後まで大きな盛り上りを見せていた。
 
[取材・写真・文/島中一郎]
 

会社情報

会社名
Yostar
設立
2017年1月
代表者
代表取締役社長 李 衡達
企業データを見る