セガサミーホールディング<6460>は、27日、サミーネットワークス<3745>、セガトイズ<7842>、トムス・エンタテインメント<3585>の3社とそれぞれ株式交換による完全子会社化を行う、と発表しました。いずれもセガサミーホールディングスの上場連結子会社で、上場廃止となる見通しです。上場廃止予定日は11月26日。
同社では、今回の完全子会社化について、世界的な金融不安や規制環境の変化に柔軟に対応してきたものの、厳しい事業環境の見通しは依然根強く、グループ内の経営資源を相互に有効活用し、総合エンタテインメント企業として競争力を強化していくことが必要不可欠であると判断したため、としています。
要するに、グループ内に散在するIP(知的財産権)やコンテンツをグループとして一元管理して相互に利用して、シナジー効果を生み出す。それによって、さらなる収益拡大(あるいは収益化)を目指す、という考えのようですね。また、昨今、親子上場を廃止する例が増えており、同社も取りやめる一社になるのでは、との観測が市場ではありました。
なお、交換比率は、サミーネットワークス1株に対してセガサミー株式333株、セガサミー1.33株、トムス・エンタテインメント1株に対して0.26株になるとのことです。
開示資料(すごく長いですが。。。)