KDDI、Rekoo Media、Rekoo Japanの3社は、17日、新サービス「サンシャイン王国」を提供すると発表しました。
発表によれば、新サービスは、「王国」と呼ばれるインターネット上のエリアを個々のユーザーに提供し、エリア上で植物や建物を、環境バランスに配慮しながら配置することで、王国を発展させていくサービス。建物はCO2を排出、植物はCO2を吸収するため、ユーザーは両者のバランスを配慮しながら、配置して国づくりを行う必要があります。建物が増えると、サービス内で利用できるポイントを貯めることができ、王国をより発展させていくことができるそうです。
新サービスの特徴は以下の通りです。
1) ポータル機能
国の中に配置する建物として、auの総合エンターテインメントサービス「LISMO!」といった各種サービスの建物を配置できる。これらの建物から、関連するサービスのウェブページにリンクする機能を提供。ただし、他社携帯電話がアクセスできるのは一部リンクのみとなる。
2) 他の王国エリアへの訪問機能
他のユーザーの王国を訪問することができる。訪問した先でも建物や植物などを探検できるので、アイテムを入手するチャンスが広がる。
3) 「au oneアドレス帳」連携機能 (au携帯電話のみ)
簡単な登録をすることで、「au oneアドレス帳」のアドレスデータを元に、「サンシャイン王国」を利用している知人を見つけて、国づくりをお互いにサポートする機能を提供。また、「au oneアドレス帳」のメールアドレスを元に、簡単に知人を招待する機能も提供する。
4) 王国内を探検する機能
建物や植物等、王国のエリアを探検すると、国づくりの発展に役立つ様々なアイテムを入手できる。毎日ご利用することで、探検でしか見つけることのできない珍しいアイテムを入手できるとともに、アイテムを揃えていく楽しみを体験できる。
なお、今回の提携については、FacebookやMyspace等ににソーシャルサービスを提供するRekoo Mediaの企画・開発力、日本のSNSにサンシャイン牧場を提供するRekoo Japanのサービス運営力、セキュアなプラットフォームを構築するKDDIの開発力など、各社の強みを活かしたものだそうです。
【コメント】
特に上記特徴のうち、個人的には、1と3に注目しました。まだ基本的にau限定ですけど、電話帳との連携やポータル機能の実装については、既存のソーシャルゲームサービスとも明らかに異なっているように思われますが、どうなんでしょうかね。まだサービスの詳細がはっきりしてませんので何とも言い難いかと思いますが、「サンシャイン王国」のサービスそのものが軌道に乗って、さらにキャリアの枠を超えて電話帳との連携がワークしてアクティビティやレコメンド機能があったら、すごいソーシャルグラフが形成されそうな気もしますよね。電話帳のデータは実在の人物ですしなあ。
会社情報
- 会社名
- Rekoo Japan株式会社
- 設立
- 2009年10月
- 代表者
- パトリック・リュー(刘 勇)
- 直近業績
- 非公開
- 上場区分
- 非上場