Apple、iOS13で「ダークモード」や新しい「マップ」の搭載 PS4のコントローラーにも対応へ

Appleは、6月4日、iOS 13を発表をした。今回のアップデートによって、ダークモード、写真とカメラの高度な機能、Sign In with Apple、新しいマップの搭載、PlayStation 4とXbox One Sのコントローラーに対応している。

また、システム全体が最適化されたiOS 13は、より高速に動作し、より機敏に反応するようになったという。これにより、アプリケーションの起動速度が改善し、アプリケーションのダウンロードサイズが削減され、Face IDはさらに速くなるとのこと。

■ダークモード
 

iPhoneの新しい魅力的な外観としてダークモードが加わる。ダークモードでは、システム全体とすべてのネイティブアプリケーションの外観が暗い色調になり、暗めの場所での見やすさが際立つ。ダークモードはサードパーティのアプリケーションデベロッパが独自のアプリケーションに組み込むことができ、日の出などの特定の時刻に合わせて自動的に有効にすることもできる。

■写真アプリケーション
写真アプリケーションは、デバイス上の機械学習機能を利用し、見やすく整理することにより、ライブラリ全体から最高の写真を選び出してくれる。不要な写真や類似の写真は自動的に非表示になり、過去の日、月、年のイベントが鮮やかによみがえる。写真やビデオがかしこく整理され、楽しい思い出を閲覧したり、再発見したり振り返ったりすることが簡単になる。

ライブラリをさらに楽しくするビデオの自動再生も可能となる。

また新しいツールにより適用、調整、ひと目で確認することが簡単になり、写真編集がより包括的かつ直感的になるという。スワイプするだけで効果を増減して完璧な見映えに変えることができるため、撮影者は創造の可能性をさらにひろげて、画像を編集できようになる。

iOS 13では、ほとんどの写真編集ツールがビデオ編集でも利用できるようになるため、写真アプリケーションの中で回転、トリミング、フィルタの適用が可能になる。またポートレート照明の調整をカメラアプリケーション上でできるようになり、光を近付けて目の輝きを増したり顔の表情を明るく自然にしたりすることや、逆に光を遠ざけて微妙で洗練された見栄えにすることができる。新しいHigh-Key Mono効果を使うと、ポートレートモードの写真に美しくモノクロ的な表情が生まれる。

■新しいマップ体験
 

Appleのマップは、ユーザーのプライバシーを保護しながら、世界各地の案内と探索において人々をサポートしている。ベースマップの再構築のために累計4百万マイルのドライブを達成した結果、Appleの新しいマップでは、より道路を網羅し、歩行者向けデータ、住所の正確性、土地情報データのすべてを向上することができたとのこと。新しい地図は、一部の都市と米国の州ですでに利用可能です。2019年末までに米国全体で、2020年にはほかの国でも利用できるようになる。

新しいLook Around機能は、新しいベースマップと高解像度3D写真を活用し、都市の街路レベルの美しい画像をスムーズかつシームレスな遷移と共に表示する。iOS 13では、そのほかにもマップアプリケーションに新しい機能が加わった。例えば、お気に入りのレストラン、旅行先、ショッピングのお店を友達と簡単に共有できる「Collections」、自宅、会社、ジム、学校などよく行く行き先を起動画面から1回のタップで道案内してくれる「お気に入り」などの機能となる。


■パフォーマンスの向上
システム全体で行われ、Face IDによるロック解除の高速化など、より応答性能が高まっている。また、App StoreでのiPhoneアプリケーションの新しいパッケージング方法により、アプリケーションのダウンロードサイズが最大50%削減される。これにより、アプリケーションのアップデートのサイズが60%以上小さくなり、アプリケーションの起動スピードが最大2倍高速になる。

■Game Controllers
PlayStation 4とXbox One Sのコントローラーをサポートした。これによってiPhoneでこれらのコントローラーが使用できる。


なお、iOS13はこの秋、iPhone 6s以降で利用可能になるとのこと。iPadについては、iPadOSを別途発表している。同OSの対応はiPad Air 2以降、iPad Proの全モデル、iPadの第5世代以降、iPad mini 4以降向けとして秋にリリースを予定している。
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