メディア工房、前期は経常益2.2倍 占いコンテンツの有料会員が拡大

 メディア工房<3815>の2010年8月期の連結業績は、売上高21億3500万円(前期比11.9%増)、経常利益4億4600万円(同128.0%増)、当期純利益2億5600万円(同176.7%増)となりました。

 主力の携帯電話向けコンテンツで、無料公式サイトの会員数が順調に増加し、増加した無料会員の有料コンテンツへの誘導が進んだことが大幅な増益の要因になったようです。有料会員数は、前期比42.5%増の33万4432人になったとのこと。また、携帯電話販売事業が不採算店舗の閉鎖や商流の見直しなどにより、黒字転換したことも一因だった模様です。

 今8月期は、売上高23億8000万円(前期比11.5%増)、経常利益5億4500万円(同22.1%増)、当期純利益3億1000万円(同20.7%増)を見込んでいます。

 今期の取り組みの注目点としては、本格的なソーシャルゲームの企画開発を行い、占いコンテンツに続く収益の柱にすることと、スマートフォンやタブレット型PCの普及拡大を見据え、マルチデバイス対応を進めていくこと等があるかと思います。