インデックス・ホールディングス<4835>の2010年8月期の連結業績は、売上高347億3500万円(前期比53.2%減)、経常利益13億0800万円(前期51億1200万円の赤字)、当期純損益73億7600万円の赤字(同143億8300万円の赤字)となりました。大幅な減収ながら、経常損益については黒字転換を達成しています。
同社では、グループ再編による連結子会社の減少や、Index Multimedia SAが現地で採用しているIFRS基準により撤退する事業の業績を期首に遡って事業撤退損に遡及修正したこと等により、大幅な減収となったものの、収益力の回復に努めた結果、経常利益は黒字に転換しました。しかしながら、経営破綻した日本振興銀行等に絡んで、金銭債権の引当、投資有価証券評価損、事業撤退損等による特別損失を計上したため、引き続き最終赤字になったとのことです。
そのほか、当サイトに関係する事項をピックアップしますと...
- 「モバゲータウン」で配信しているソーシャルゲーム「ペルソナ3」は、短期間で多数の登録ユーザーを集めており、課金も好調に推移している。
- アトラスのパッケージソフトについては、「真・女神転生STRANGE JOURNEY」、「ペルソナ3ポータブル」、「世界樹の迷宮? 星海の来訪者」の売れ行きが順調だった。また、海外では、「Demon's Souls」の販売が当初計画を大幅に上回った。
- オンラインゲームのロッソインデックスについては、国内運営事業が当初の予定を下回るなど苦戦したが、台湾における「アルカディア・サーガ」や、中国における「パンドラ・サーガ」等が売上高・営業利益に貢献した。
2011年8月期は、売上高307億円(前期比11.6%減)、経常利益15億2000万円(同16.2%増)、当期純利益13億円(黒字転換)を見込んでいます。