マーベラス<7844>は、15年の歴史を誇るミュージカル『テニスの王子様』が昨日7月11日より東京・TOKYO DOME CITY HALLにてミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編の上演を開始した。
ミュージカル『テニスの王子様』において、全国大会決勝は三度目。今作では青学(せいがく)が関東大会決勝で下した立海との再戦であり、関東大会では闘病で入院中だった部長・幸村を加えた立海総力戦ということで、全国三連覇がかかった立海は王者として関東大会の雪辱を果たそうと青学(せいがく)に立ちはだかる。
また青学(せいがく)と準決勝で戦い、涙を飲んだ四天宝寺が見届け人として、大阪の学校らしく熱い応援をしながら笑いも提供。新曲7曲が加わり、日替わりコーナーもパワーアップしている。
本稿では、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編の上演に先駆けて行われたゲネプロの様子と囲み取材をレポートする。
青学(せいがく)の柱として戦ってきた手塚初戦のシングルス3で皇帝・真田と戦うことになる。まさに頂上決戦であると盛り上がる四天宝寺の面々。
その頃、準決勝の後から姿を消していた越前リョーマが軽井沢におり、電車のトラブルで戻れないという一報が入る。そんな中、始まった試合では真田は新たな技を見せ、手塚も理論上は可能と言いながらも超人的な技である「手塚ファントム」で応戦する。
しかし真田は幸村の指示により真っ向勝負を捨て、勝つための試合を展開する。対して手塚は「油断せずに行こう」と自らを戒める言葉を歌い上げながら仲間と決意を新たにし、軽井沢から戻ってこようとするリョーマのために時間を稼ぐ。
それでも気迫でコードボールを相手コートに押し入れた真田が勝利する。そして手塚の時間稼ぎのかいもあって戻ってきたリョーマだったが、リョーマは記憶を失っていた。
動揺が走る青学(せいがく)メンバーと、それを知ってざわつく四天宝寺。準決勝の後に一球試合をした金太郎のことはもちろん、テニスを丸ごと忘れたリョーマを観戦させて記憶を取り戻そうとするが、ダブルス2の柳・切原ペアに圧倒されて乾・海堂ペアは完敗し、乾は悪魔化した切原に酷い怪我を負わされてしまう。
続くシングルス2では「コート上の詐欺(ペテン)師」仁王vs不二が行われ、不二は仁王の得意技・イリュージョンに翻弄される。しかし準決勝で白石に負けたことを糧にした不二は仁王を打ち破り、ダブルス1へと繋ぐ。
桃城はテニスを思い出せないリョーマを外へ連れ出し、空きコートで強引に記憶を取り戻そうとする。
ダブルス1として丸井・ジャッカル桑原ペアに対し、苦戦する「黄金ペア」である大石・菊丸ペア。しかしそれはリョーマの記憶を取り戻す時間を稼ぐためだった。もう時間稼ぎの必要はないと聞き、大石と菊丸の二人は苦戦していたとは思えない絆の力で丸井・ジャッカル桑原ペアを圧倒する。
リョーマは先輩達により記憶を取り戻し、ついに勝敗を決すると同時に全国優勝がかかる一戦へと進むことに。しかし神の子は妖しく佇むのだった。
ゲネプロ後の囲み取材には座長・越前リョーマ役の阿久津仁愛さん、手塚国光役の青木 瞭さん、幸村精市役の立石俊樹さん、真田弦一郎役の田鶴翔吾さん、白石蔵ノ介役の増子敦貴さんの5人が登壇。和気あいあいとしながらも熱く応じた。
まず最初に本公演に関する意気込みとして座長である阿久津さんは「今年もテニミュの夏がやってまいりました。去年は氷帝戦でとにかくきつい公演だったんですけども、今回は本公演をやったことがないキャストがいないので、熱量・向上心を持って62公演という長丁場を全力で駆け抜けたいと思います」と熱く語り、同じく青学(せいがく)メンバーである青木さんは「青学(せいがく)は三公演目ということで、一丸となって立海に立ち向かうということを目標にしています。それによって話し合い、一人一人の意見を大切にしていきたい」と部長らしく話した。
関東大会では戦えなかった立石さんは「関東大会公演初日から二年経って、それがまず感慨深いです。そして全国大会決勝というラストの前編として62公演毎回ベストを尽くし、全員が上を常に目指し、熱い戦いを皆さんにお届けできたらな、と思います」とコメント。
田鶴さんは「立海は約二年ぶりに戻ってきたんですが、ゴールを決めず、常に向上していこうとみんなで決めています」と立海・部長である立石さんと同じ目標を掲げた。
増子さんは「四天宝寺は準決勝で負けてしまったので見届ける側なんですが、お客様の感情や臨場感を代わりのように表現し、お笑いなど四天宝寺らしいやり方でお見せしたいと思います」とコメント。そして日替わり担当の学校としても意気込みを見せると、他の4人からも応援の声が飛び、笑いが起きた。
そして見どころとしては阿久津さんは「リョーマの可愛い姿です(笑)リョーマは記憶を失ってしまうんですが、それを思い出させようとする桃城とその時に歌われる曲が本当に大好きで。毎公演見どころですが、記憶を失っている新鮮な表情はまだまだもっと出来ると思うのでリョーマがどう変わっていくかが見どころだと思います」と後編へと続く部分を挙げた。
青木さんは「最初から最後まですべて見どころですが、手塚vs真田の試合です。今まで戦ったことのない二人が死闘を繰り広げるんですが、演じる僕らも本当に熱が入り、二人でよく話し合って作り上げたものなので観ていただきたいです」と熱く語った。
立石さんは「幸村が不在だったところから幸村が完全復活して軸になった立海の真の姿をお届けできるのではないかと思います。真田から幸村、というところが全体を通して見れるのではないかと」と、いまだ試合を見せていないながら指導力を見せる幸村らしくコメント。
次いで田鶴さんが「シングルス3が本当に好きで自分で演れて光栄です」と述べたところで立石さんを「立石くん」と呼び、普段とは違う呼び方に立石さん自らがツッコミ、余所余所しいといじられ、いつも通りの呼び方ということで「俊くんが言ってくれたように、真田と幸村の友情がベースにあって立海を作っているところを観て欲しいです。単純に非道なテニスに見えるかもしれませんが勝ちたくて勝ちたくてたまらないチームであり、後編も今から見据えて熱を切らさないように観客のみなさんも汗びっしょりにさせたいと思います」と初めてではないからこその仲の良さと見どころを含む熱い想いを語ってくれた。
増子さんは「全試合が見どころなんですが、個人的にはシングルス2で仁王が見せるイリュージョンという技、そして対戦する不二くんのカウンター。そして日替わりです。幕が開いた瞬間から僕ら四天宝寺は日替わりがあり、他にも随所に日替わりがあるのでぜひ観て欲しいです。細かく色々、細かすぎて面白いっていうのを見せます」と答えた。
これから観劇を楽しみにしているファンの皆さんへは青木さんは「夏と言えばテニミュ、と阿久津くんが言っていたのですが、本当に夏=テニミュにしたいと思っています。テニミュに触れると明るくなって、テニミュケーション(以前のキャストが定義したテニミュを通じたコミュニケーションのこと)という言葉があるぐらい、お客さん同士も仲良くなってくれて、キャストとしてもすごく嬉しいです。一緒にテニミュで盛り上がって楽しくなれるように足を運んで欲しい」とコメント。
立石さんは「皆さんと熱い夏を過ごしたい、楽しい時間を一緒に過ごしたい、DVD・Blu-rayにもそれが残るくらいに」と話し、田鶴さんは「原作を上回る熱量でいきます。立海が勝ちます!その勢いで青学(せいがく)にもガッと来て欲しいですし、皆さんには熱い中学生の試合を目の当たりにして欲しい」と熱く語った。
増子さんは田鶴さんのコメントを受け、「さあ、青学(せいがく)が勝つのか、立海が勝つのか」と煽りつつも「最後までどちらが勝つのか分からないような臨場感を出すのが四天宝寺の役目だと思います。一緒に汗をかき、四天宝寺と一緒に笑い、また汗をかく、決勝戦という熱に見合った夏を過ごしましょう」を笑顔を見せた。
阿久津さんは最後にまとめて「令和初のテニミュです!テニミュは進化していると思います。その演出に負けないよう、僕らも食らいついて行きます。だから何回も観に来てください。62公演頑張ります!」と、力強く語り、囲み取材を締めた。
ネタバレを避けるため書けないことも多い本公演。好評を博し、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編大千秋楽ライブビューイングも開催が決定している。海外ファンも多いことから全国各地だけでなく、香港、台湾の映画館に生中継される。
テニスの名門校・青春学園中等部(青学/せいがく)に入学してきた越前リョーマは、アメリカJr.大会4連続優勝の経歴を持つ、テニスの天才少年。強豪揃いのテニス部で、その圧倒的な強さとテニスセンスを武器に、異例の1年生レギュラーとして活躍していた。
全国中学生テニストーナメントで都大会、関東大会と優勝し、続く全国大会でも快進撃を続ける青学(せいがく)は、準決勝で昨年のベスト4・大阪の四天宝寺中学校と対戦。聖書(バイブル)と謳われる部長の白石や“お笑いダブルス”を組む金色と一氏のペアなど、予想だにしないテニスに翻弄されながらも勝利を手にした。
準決勝後に行われたリョーマと四天宝寺の1年生。遠山金太郎の一球勝負で突然現れた眩い光はなんだったのか?そしてついに迎えた決勝戦。相手は関東大会でも共に死闘を繰り広げた立海大附属中学校。関東大会ではリョーマを苦しめた副部長の真田や、「コート上の詐欺(ペテン)師」仁王のシングルス、丸井とジャッカル桑原の「プラチナペア」はもちろんのこと、病を克服した部長・幸村も加わり、王者・立海の完全復活を遂げた。進化を続ける青学(せいがく)と満を持しての頂上対決となる!
■原作
許斐 剛『テニスの王子様』(集英社ジャンプコミックス刊)
■出演
<青学(せいがく)>
越前リョーマ 役/阿久津仁愛、手塚国光 役/青木 瞭、大石秀一郎 役/江副貴紀、
不二周助 役/皆木一舞、菊丸英二 役/田口 司、乾 貞治 役/竹ノ内大輔、
河村 隆 役/岩田知樹、桃城 武 役/大久保 樹、海堂 薫 役/中島拓人、
堀尾聡史 役/琉翔、加藤勝郎 役/中三川歳輝、水野カツオ 役/奥田夢叶
<立海>
幸村精市 役/立石俊樹、真田弦一郎 役/田鶴翔吾、柳 蓮二 役/井澤巧麻、
仁王雅治 役/後藤 大、柳生比呂士 役/大隅勇太、丸井ブン太 役/大薮 丘、
ジャッカル桑原 役/川﨑優作、切原赤也 役/前田隆太朗
<四天宝寺>
白石蔵ノ介 役/増子敦貴、小石川健二郎 役/安藤秀大郎、千歳千里 役/江本光輝、
金色小春 役/森田力斗、一氏ユウジ 役/谷津 翼、忍足謙也 役/千田京平、
石田 銀 役/森 一平、財前 光 役/廣野凌大、遠山金太郎 役/平松來馬、
渡邊オサム 役/碕 理人
■日程
東京公演
2019年7月11日(木)~7月21日(日):TOKYO DOME CITY HALL
大阪公演
2019年7月26日(金)~8月12(月・祝):大阪メルパルクホール
愛知公演
2019年8月17日(土)~8月18(日):豊田市民文化会館大ホール
福岡公演
2019年8月31日(土)~9月1日(日):アルモニーサンク北九州ソレイユホール
宮城公演
2019年9月7日(土)~9月8日(日):多賀市民会館大ホール
東京凱旋公演
2019年9月19日(木)~9月29日(日):TOKYO DOME CITY HALL
© 許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト © 許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会
ミュージカル『テニスの王子様』において、全国大会決勝は三度目。今作では青学(せいがく)が関東大会決勝で下した立海との再戦であり、関東大会では闘病で入院中だった部長・幸村を加えた立海総力戦ということで、全国三連覇がかかった立海は王者として関東大会の雪辱を果たそうと青学(せいがく)に立ちはだかる。
また青学(せいがく)と準決勝で戦い、涙を飲んだ四天宝寺が見届け人として、大阪の学校らしく熱い応援をしながら笑いも提供。新曲7曲が加わり、日替わりコーナーもパワーアップしている。
本稿では、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編の上演に先駆けて行われたゲネプロの様子と囲み取材をレポートする。
■己を犠牲にする手塚と負けられない皇帝・真田の戦い、そしてルーキーの記憶喪失
青学(せいがく)の柱として戦ってきた手塚初戦のシングルス3で皇帝・真田と戦うことになる。まさに頂上決戦であると盛り上がる四天宝寺の面々。
その頃、準決勝の後から姿を消していた越前リョーマが軽井沢におり、電車のトラブルで戻れないという一報が入る。そんな中、始まった試合では真田は新たな技を見せ、手塚も理論上は可能と言いながらも超人的な技である「手塚ファントム」で応戦する。
しかし真田は幸村の指示により真っ向勝負を捨て、勝つための試合を展開する。対して手塚は「油断せずに行こう」と自らを戒める言葉を歌い上げながら仲間と決意を新たにし、軽井沢から戻ってこようとするリョーマのために時間を稼ぐ。
それでも気迫でコードボールを相手コートに押し入れた真田が勝利する。そして手塚の時間稼ぎのかいもあって戻ってきたリョーマだったが、リョーマは記憶を失っていた。
■強敵に苦戦する青学(せいがく)
動揺が走る青学(せいがく)メンバーと、それを知ってざわつく四天宝寺。準決勝の後に一球試合をした金太郎のことはもちろん、テニスを丸ごと忘れたリョーマを観戦させて記憶を取り戻そうとするが、ダブルス2の柳・切原ペアに圧倒されて乾・海堂ペアは完敗し、乾は悪魔化した切原に酷い怪我を負わされてしまう。
続くシングルス2では「コート上の詐欺(ペテン)師」仁王vs不二が行われ、不二は仁王の得意技・イリュージョンに翻弄される。しかし準決勝で白石に負けたことを糧にした不二は仁王を打ち破り、ダブルス1へと繋ぐ。
桃城はテニスを思い出せないリョーマを外へ連れ出し、空きコートで強引に記憶を取り戻そうとする。
■体に染みついた記憶と蘇る「テニスの王子様」
ダブルス1として丸井・ジャッカル桑原ペアに対し、苦戦する「黄金ペア」である大石・菊丸ペア。しかしそれはリョーマの記憶を取り戻す時間を稼ぐためだった。もう時間稼ぎの必要はないと聞き、大石と菊丸の二人は苦戦していたとは思えない絆の力で丸井・ジャッカル桑原ペアを圧倒する。
■立ちはだかる王者立海の部長神の子・幸村精市
リョーマは先輩達により記憶を取り戻し、ついに勝敗を決すると同時に全国優勝がかかる一戦へと進むことに。しかし神の子は妖しく佇むのだった。
■ついに迎えた全国大会、決勝戦!夏といえば「テニミュ」
ゲネプロ後の囲み取材には座長・越前リョーマ役の阿久津仁愛さん、手塚国光役の青木 瞭さん、幸村精市役の立石俊樹さん、真田弦一郎役の田鶴翔吾さん、白石蔵ノ介役の増子敦貴さんの5人が登壇。和気あいあいとしながらも熱く応じた。
まず最初に本公演に関する意気込みとして座長である阿久津さんは「今年もテニミュの夏がやってまいりました。去年は氷帝戦でとにかくきつい公演だったんですけども、今回は本公演をやったことがないキャストがいないので、熱量・向上心を持って62公演という長丁場を全力で駆け抜けたいと思います」と熱く語り、同じく青学(せいがく)メンバーである青木さんは「青学(せいがく)は三公演目ということで、一丸となって立海に立ち向かうということを目標にしています。それによって話し合い、一人一人の意見を大切にしていきたい」と部長らしく話した。
関東大会では戦えなかった立石さんは「関東大会公演初日から二年経って、それがまず感慨深いです。そして全国大会決勝というラストの前編として62公演毎回ベストを尽くし、全員が上を常に目指し、熱い戦いを皆さんにお届けできたらな、と思います」とコメント。
田鶴さんは「立海は約二年ぶりに戻ってきたんですが、ゴールを決めず、常に向上していこうとみんなで決めています」と立海・部長である立石さんと同じ目標を掲げた。
増子さんは「四天宝寺は準決勝で負けてしまったので見届ける側なんですが、お客様の感情や臨場感を代わりのように表現し、お笑いなど四天宝寺らしいやり方でお見せしたいと思います」とコメント。そして日替わり担当の学校としても意気込みを見せると、他の4人からも応援の声が飛び、笑いが起きた。
そして見どころとしては阿久津さんは「リョーマの可愛い姿です(笑)リョーマは記憶を失ってしまうんですが、それを思い出させようとする桃城とその時に歌われる曲が本当に大好きで。毎公演見どころですが、記憶を失っている新鮮な表情はまだまだもっと出来ると思うのでリョーマがどう変わっていくかが見どころだと思います」と後編へと続く部分を挙げた。
青木さんは「最初から最後まですべて見どころですが、手塚vs真田の試合です。今まで戦ったことのない二人が死闘を繰り広げるんですが、演じる僕らも本当に熱が入り、二人でよく話し合って作り上げたものなので観ていただきたいです」と熱く語った。
立石さんは「幸村が不在だったところから幸村が完全復活して軸になった立海の真の姿をお届けできるのではないかと思います。真田から幸村、というところが全体を通して見れるのではないかと」と、いまだ試合を見せていないながら指導力を見せる幸村らしくコメント。
次いで田鶴さんが「シングルス3が本当に好きで自分で演れて光栄です」と述べたところで立石さんを「立石くん」と呼び、普段とは違う呼び方に立石さん自らがツッコミ、余所余所しいといじられ、いつも通りの呼び方ということで「俊くんが言ってくれたように、真田と幸村の友情がベースにあって立海を作っているところを観て欲しいです。単純に非道なテニスに見えるかもしれませんが勝ちたくて勝ちたくてたまらないチームであり、後編も今から見据えて熱を切らさないように観客のみなさんも汗びっしょりにさせたいと思います」と初めてではないからこその仲の良さと見どころを含む熱い想いを語ってくれた。
増子さんは「全試合が見どころなんですが、個人的にはシングルス2で仁王が見せるイリュージョンという技、そして対戦する不二くんのカウンター。そして日替わりです。幕が開いた瞬間から僕ら四天宝寺は日替わりがあり、他にも随所に日替わりがあるのでぜひ観て欲しいです。細かく色々、細かすぎて面白いっていうのを見せます」と答えた。
これから観劇を楽しみにしているファンの皆さんへは青木さんは「夏と言えばテニミュ、と阿久津くんが言っていたのですが、本当に夏=テニミュにしたいと思っています。テニミュに触れると明るくなって、テニミュケーション(以前のキャストが定義したテニミュを通じたコミュニケーションのこと)という言葉があるぐらい、お客さん同士も仲良くなってくれて、キャストとしてもすごく嬉しいです。一緒にテニミュで盛り上がって楽しくなれるように足を運んで欲しい」とコメント。
立石さんは「皆さんと熱い夏を過ごしたい、楽しい時間を一緒に過ごしたい、DVD・Blu-rayにもそれが残るくらいに」と話し、田鶴さんは「原作を上回る熱量でいきます。立海が勝ちます!その勢いで青学(せいがく)にもガッと来て欲しいですし、皆さんには熱い中学生の試合を目の当たりにして欲しい」と熱く語った。
増子さんは田鶴さんのコメントを受け、「さあ、青学(せいがく)が勝つのか、立海が勝つのか」と煽りつつも「最後までどちらが勝つのか分からないような臨場感を出すのが四天宝寺の役目だと思います。一緒に汗をかき、四天宝寺と一緒に笑い、また汗をかく、決勝戦という熱に見合った夏を過ごしましょう」を笑顔を見せた。
阿久津さんは最後にまとめて「令和初のテニミュです!テニミュは進化していると思います。その演出に負けないよう、僕らも食らいついて行きます。だから何回も観に来てください。62公演頑張ります!」と、力強く語り、囲み取材を締めた。
ネタバレを避けるため書けないことも多い本公演。好評を博し、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編大千秋楽ライブビューイングも開催が決定している。海外ファンも多いことから全国各地だけでなく、香港、台湾の映画館に生中継される。
ストーリー
テニスの名門校・青春学園中等部(青学/せいがく)に入学してきた越前リョーマは、アメリカJr.大会4連続優勝の経歴を持つ、テニスの天才少年。強豪揃いのテニス部で、その圧倒的な強さとテニスセンスを武器に、異例の1年生レギュラーとして活躍していた。
全国中学生テニストーナメントで都大会、関東大会と優勝し、続く全国大会でも快進撃を続ける青学(せいがく)は、準決勝で昨年のベスト4・大阪の四天宝寺中学校と対戦。聖書(バイブル)と謳われる部長の白石や“お笑いダブルス”を組む金色と一氏のペアなど、予想だにしないテニスに翻弄されながらも勝利を手にした。
準決勝後に行われたリョーマと四天宝寺の1年生。遠山金太郎の一球勝負で突然現れた眩い光はなんだったのか?そしてついに迎えた決勝戦。相手は関東大会でも共に死闘を繰り広げた立海大附属中学校。関東大会ではリョーマを苦しめた副部長の真田や、「コート上の詐欺(ペテン)師」仁王のシングルス、丸井とジャッカル桑原の「プラチナペア」はもちろんのこと、病を克服した部長・幸村も加わり、王者・立海の完全復活を遂げた。進化を続ける青学(せいがく)と満を持しての頂上対決となる!
ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編
■原作
許斐 剛『テニスの王子様』(集英社ジャンプコミックス刊)
■出演
<青学(せいがく)>
越前リョーマ 役/阿久津仁愛、手塚国光 役/青木 瞭、大石秀一郎 役/江副貴紀、
不二周助 役/皆木一舞、菊丸英二 役/田口 司、乾 貞治 役/竹ノ内大輔、
河村 隆 役/岩田知樹、桃城 武 役/大久保 樹、海堂 薫 役/中島拓人、
堀尾聡史 役/琉翔、加藤勝郎 役/中三川歳輝、水野カツオ 役/奥田夢叶
<立海>
幸村精市 役/立石俊樹、真田弦一郎 役/田鶴翔吾、柳 蓮二 役/井澤巧麻、
仁王雅治 役/後藤 大、柳生比呂士 役/大隅勇太、丸井ブン太 役/大薮 丘、
ジャッカル桑原 役/川﨑優作、切原赤也 役/前田隆太朗
<四天宝寺>
白石蔵ノ介 役/増子敦貴、小石川健二郎 役/安藤秀大郎、千歳千里 役/江本光輝、
金色小春 役/森田力斗、一氏ユウジ 役/谷津 翼、忍足謙也 役/千田京平、
石田 銀 役/森 一平、財前 光 役/廣野凌大、遠山金太郎 役/平松來馬、
渡邊オサム 役/碕 理人
■日程
東京公演
2019年7月11日(木)~7月21日(日):TOKYO DOME CITY HALL
大阪公演
2019年7月26日(金)~8月12(月・祝):大阪メルパルクホール
愛知公演
2019年8月17日(土)~8月18(日):豊田市民文化会館大ホール
福岡公演
2019年8月31日(土)~9月1日(日):アルモニーサンク北九州ソレイユホール
宮城公演
2019年9月7日(土)~9月8日(日):多賀市民会館大ホール
東京凱旋公演
2019年9月19日(木)~9月29日(日):TOKYO DOME CITY HALL
■関連サイト
© 許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト © 許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844