Apple、1-3月の売上高は未達となる見通し コロナウイルスでiPhoneの需給双方に影響 支援の寄付を2倍以上に増額

米国Appleは、1月に発表した2020年1-3月の売上高見通しは未達となる見通しだと発表した。同社は、売上高の予想については630億ドル(6兆9136億円)から670億ドル(7兆3526億円)のレンジとなる見通しとしていたが、中国本土での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、iPhoneの世界中の供給とともに、中国国内での販売も制限されるため、と説明した。

同社によると、供給面については、湖北省にある製造パートナーがすべて生産を再開したものの、予想したよりも立ち上がりが遅くiPhoneが一時的に供給不足に陥るとのこと。さらにiPhoneなどの「製品の実現を支援する、すべての人の健康と幸福は私たちの最優先事項」であるとし、サプライヤー、公衆衛生の専門家と協議を行っているという。

また需要面では、中国国内での店舗とパートナー店の多くが閉鎖されており、営業中の店舗でも営業時間が短縮されている。Appleの中国オフィスとコンタクトセンター、オンラインストアは営業を行っているそうだ。

なお、Appleは、新型コロナウイルス対策への支援を行うため、以前に発表した寄付を2倍以上に増やしているとも明かした。
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