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gumi<3903>は、2023年4月期を最終年度とする中期計画を策定した。目標数字は、売上高営業利益率20%(2020年4月期は11%)と営業利益100億円(2020年4月期比で349.4%増)を設定し、株価についても上場時の公募価格の奪還を目指す意欲的な計画となっている。掲げられた売上高営業利益率から計算すると、売上高の目標は同152.2%増の500億円となる(他社IPタイトルなど「ネット計上」となる売上もあるため、目標に盛り込まなかったものとみられる)。業績好転を主導した川本寛之社長に権限を集中して、モバイルオンラインゲーム事業の収益を拡大を図りつつ、新規事業の早期収益化を目指す。
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■モバイルオンラインゲーム
主力のモバイルオンラインゲーム事業では、オリジナルタイトルと大手ゲーム会社などと組んで展開する他社IPタイトルの両軸で事業を展開していく。
オリジナルタイトル
『ファントムオブキル』や『誰ガ為のアルケミスト』などオリジナルタイトルへの投資を通じたブランディング強化を行うとともに、映画や舞台、書籍など周辺メディアへの展開を通じてファン層の拡大、さらにナンバリングタイトルの開発も検討する。
新規タイトルについては、ゲーム開発スタジオであるFgG、エイリム、グラムスがそれぞれの得意領域に特化した新作を開発しつつ、大手パブリッシャーとの協業でメガヒットタイトルの創出を目指す。
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他社IPタイトル
既存タイトルについては、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(FFBE)』と『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争(FFBE幻影戦争)』の長期安定運用を図っていく。
他社IPタイトルの新作については、経営主導によるIPホルダーへの組織的な営業活動と、有力IP獲得に繋がる自社ゲームエンジンの拡充を行い、グローバルに展開可能なIP × 自社ゲームエンジンによるメガヒットタイトルの創出を目指す。
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■新規事業領域
新規事業領域であるXR事業とブロックチェーン事業については、投資に見合った収益創出には至っていないものの、早期の収益化も目指す。
投資領域
まず、投資領域については組成済みのファンドからの投資は継続も、その他新規案件への投資は原則行わない方針にしたという。また既存投資案件についても売却などを通じた投資回収を行っていく。
コンテンツ開発領域
XR事業では、自社で育ててきたIPやキャラクターを活用したコンテンツ開発を検討するほか、有力VTuberを有する投資先との協業などを行う。ブロックチェーン事業は、『ブレフロヒーローズ』の収益最大化、ブロックチェーンゲーム開発企業との協業による新規コンテンツ開発を目指す。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903