エイベックス、次世代アニメ制作ツール「AniCast Maker」でフルリモート&2ヶ月でアニメ「彼女は歌う、 だから僕は。 」を制作 CEDECに登壇予定
エイベックス・テクノロジーズは、 誰でも素早く簡単にアニメ制作が可能な次世代アニメ制作ツール「AniCast Maker(読み:アニキャストメーカー)」を用い、 フルリモートで制作したオリジナルアニメ「彼女は歌う、 だから僕は。 」を初公開した。
ATSは、 「強いIPの創造」というミッションのもと、 昨年5月に設立され、 新たなクリエイティヴの創出を支えるテクノロジーの研究開発に取り組んできた。 その一環として、 ATSは、 アニメ事業を行うエイベックス・ピクチャーズ(API)と共同で、 従来よりも少人数、 低コストかつ短時間でのアニメ制作を実現することにより、 アニメを軸とした「強いIPの創造」をさらに加速するべく、 次世代アニメ制作ツール「AniCast Maker」の研究開発プロジェクトを推進してきた。
今回、 フルリモート環境下において「AniCast Maker」を用いた新たな映像制作の実証実験を実施。 その成果として、 約7分のオリジナルアニメーション映像を制作し、 YouTubeで公開した。
■「彼女は歌う、 だから僕は。 」
この映像は、 PCゲームブランド「minori」で原作、 監督、 プロデューサーを務めた酒井伸和氏を監督として、 メインスタッフは6名、 制作期間は約2ヶ月という、 短期間かつ少人数で制作したもの。 アニメ・映像事業では、 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により作品づくりが停滞しているが、 そのような環境下でもフルリモートでのアニメ制作に成功した。
今後、 ATSは、 APIと両社が有するアニメ及びテクノロジーの知見を掛け合わせ、 社内外のパートナーとも協力しながら、 「AniCast Maker」を活用した新たなIPの創造や、 既存IPの成長を加速させていき、 新型コロナウイルス感染症の影響下でも、 創作活動を止めることなく、 常にエンタテインメントを届けていく、としている。
■「AniCast Maker」
VR空間上に自由にキャラクターやカメラマンを配置し、 それらのアバターの中に入って演技をすることで、 アニメーションを制作できるツール。
紹介PV:
■「彼女は歌う、 だから僕は。 」
原作・脚本・監督:酒井伸和
企画:岩永朝陽
キャラクターデザイン:和遥キナ
美術:ゆうろ、 BoCuden
モーションデザイン :三石和登
映像設計・撮影監督 :結城辰也
3D芸術設定:佐藤祐大
出演:若井友希、 小林敬
音楽:友希
プロデューサー :貞永憲佑
制作:エイベックス・テクノロジーズ
また、9月2日から4日に開催されるコンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2020(CEDEC2020)において、 監督の酒井が登壇し、 本作品の事例、 その制作過程で得られたノウハウの詳細、 新たなアニメ制作手法等を紹介する。 「AniCast Maker」を用いた本手法では、 少人数でのアニメ制作が実現するため、 単に制作コストを削減できるだけではなく、 クリエイター個々の特性を活かしてクリエイティヴをより細かく追及できることがわかったという。
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860
会社情報
- 会社名
- エイベックス・ピクチャーズ株式会社
- 設立
- 2014年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 非公開
- 上場区分
- 未上場
会社情報
- 会社名
- エイベックス・テクノロジーズ