DeNAのライブストリーミング、初の黒字転換、営業益8億円 「ポコチャのトップラインが急激に伸びた」(守安社長) ゲームやMobage運営のノウハウ活用
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の守安功社長は、この日(8月5日)開催の第1四半期の決算説明会で、ライブストーミング事業が営業利益8億円と初めて黒字化したことを明らかにした。新型コロナによる巣篭もり消費などを背景に、売上高がQonQで108%増の57億円と急激に伸びたことが主な要因だ。前年同期比では228%増となる。
ライブストーミング事業では、「Pococha(ポコチャ)」や「SHOWROOM(ショールーム)」などを展開しているが、「ポコチャ」が売上の7割を稼いでおり、利益についてもかなりの割合を占めている、とした。
「リアルの場で対面でのコミュニケーションが難しい環境になっているので、オンラインでコミュニケーションを図ることができるサービスとして、ユーザーから受け入れられている。しっかりとしたニーズに支えられて、ぐんと加速している」(守安氏)。
同社が長年、モバイルオンラインゲームやソーシャルゲームの運営で培ってきたイベント企画などのノウハウや、「Mobage」で培ってきた居心地が何度でも訪れたくなるようなコミュニティ運営、そして、健全性を保つための取り組みなどを活かすことができたという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432