【ゲーム株概況(8/11)】『DQモンスターズ2』開発のトーセが一時S高 格上げのKLabも年初来高値 任天堂やバンナム、スクエニ目標株価引き上げ
8月11日の東京株式市場は反発。日経平均株価は前日比420.30円高の2万2750.24円、TOPIX(東証株価指数)は39.22ポイント高の1585.96ポイントでこの日の取引を終えた。前日の米国株式市場でダウが続伸した流れを受けて、幅広い業種で買いが先行した。不動産や銀行、鉄鋼、輸送用機器など直近で売られていた業種の上昇が目立った。こうしたなか、ゲーム関連株は高安マチマチ。トーセ<4728>が一時ストップ高まで買われた。年初来高値も更新した。スクウェア・エニックスのスマホゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP』の開発を担当したことが手がかり材料となった。
KLab<3656>が年初来高値を更新した。東海東京証券が同社株のレーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げするとともに、目標株価を660円から1200円に引き上げたと観測されている。
他方、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>がさえない。前週末に発表した中間決算で、営業利益が前年同期比39.6%減の123億円だった。巣ごもり消費の恩恵でゲーム系企業は好決算が相次いていることもあり、失望売りを誘ったようだ。バンダイナムコホールディングス<7832>もさえない。
このほか、前週末に決算を発表した以下のレーティングや目標株価の変更が行われた。
・任天堂<7974>
岩井コスモ証券:レーティング「A」継続、目標株価を5万5000円から6万円に引き上げた。
エース証券:レーティング「強気」継続、目標株価を5万3200円から6万3200円に引き上げた。
・スクウェア・エニックス・ホールディング<9684>
エース証券:レーティング「強気」継続、目標株価を5750円から7350円に引き上げた。
・バンダイナムコホールディングス<7832>
野村證券:レーティング「BUY」継続、目標株価を7700円から9300円に引き上げた。

会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 真田 哲弥
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高83億600万円、営業損益13億4200万円の赤字、経常損益12億8000万円の赤字、最終損益27億8200万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高66億3600万円、営業利益6億8900万円、経常利益6億7700万円、最終利益2億5000万円(2025年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3245億0600万円、営業利益405億8000万円、経常利益409億3900万円、最終利益244億1400万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832