LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVCとLINE TECH PLUSは、8月26日、ブロックチェーンサービス開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」の提供を開始したことを明らかにした。
「LINE Blockchain Developers」は、「LINE Blockchain」を基盤にブロックチェーンサービスを簡単かつ効率的に構築できる開発プラットフォーム。既存のサービスに手軽にブロックチェーン技術を導入することができ、独自のトークンエコノミーを構築することもできる。
開発環境は、LINEの開発者向けポータルサイト「LINE Developers」を通じたWebベースの開発者用コンソールとなる。
企業および開発者は、ブロックチェーンやセキュリティなどの技術的な問題ではなくUXの向上等に集中することができ、これによりサービスの品質向上が期待できる。
企業は、「LINE Blockchain Developers」の主な機能を活用することで、独自トークンの発行、キャラクターやアイテムおよび通貨などゲーム内資産のトークン化、取引履歴の透明性、データの収益化などを実現することができる。
「LINE Blockchain Developers」で開発したサービス内のトークンやアイテムのトランザクションは、「LINE Blockchain Explorer(旧名称:LINK SCAN)」で確認できる。
<「LINE Blockchain Developers」の主な機能>
1. 独自トークンエコノミーの構築
「LINE Blockchain Developers」コンソールを利用し、独自のトークンエコノミーを簡単に構築できる。実際にサービスインする前に、テストネットでトークンを発行してテストすることもできる。
2. さまざまな物や権利をトークン化して管理
有形無形を問わず、さまざまな物や権利をトークン化し、ブロックチェーンサービスで管理できるようになる。
※トークン化にあたっては各種法令を遵守する必要がある
3. ブロックチェーン資産を安全に保護
プライベートキーを使用することで、ブロックチェーン資産を各サービスで安全に管理できる。
4. ブロックチェーンの簡単実装
スマートコントラクトの専門知識がなくても、各サービスをブロックチェーンと簡単に連携させることができるRESTful APIを提供する。
5. ブロックチェーンネットワークを簡単に管理
「LINE Blockchain Developers」で構築したネットワークは、各ノードを個別に管理する必要はない。オープンAPIを利用して、ネットワーク全体を簡単に管理することができる。
6. LINEとの連携
「LINE Blockchain Developers」で構築した各サービス内で発行されるトークンを、LINE IDと紐づく「BITMAX Wallet」で管理・連携させることで、LINEのユーザー基盤を活かしたサービスの構築や一部導入も可能となる。
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ